五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムは、日本主義である。』                  三浦屋揚巻と煙草屋源七 ( 俳優いろはたとへ )

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◆ この花魁の浮世絵は、歌舞伎の『助六由縁江戸桜』に出てくる三浦屋揚巻である。歌舞伎の世界では、助六こと曽我五郎が、宝刀友切丸のと言う刀の探索をしている。友切丸と言う刀は、代々源氏の棟梁が持つ宝刀であり、それを持つことは、源氏の棟梁の証である刀なのです。

◆ このような宝刀を探査する話は、祇園祭礼信仰記の龍神を示現させるクリカラ丸のような神秘的働きを持つ宝刀もあり、歌舞伎の世界では、宝刀は霊力を持つ美術品でもあるのです。

◆  そして吉原遊郭に入って、相手方に喧嘩を売って、刀を抜かせて、友切丸を探しているが、その探査に協力してくれるのが三浦屋揚巻で、実はこの揚巻の遊客の一人で、揚巻に振られながらも、揚巻に通い詰める意休と言う髭侍が、その友切丸を持っているのである。

◆ そして最後にはその意休という侍を切って、友切丸を奪い、揚巻と吉原遊郭から脱出すると言う筋書きです。ちなみに現在の浅草には、この助六歌舞伎の影響故か、現実に花川戸と言う町名も東武線浅草駅周辺は、花川戸と呼ばれています。

◆ しかし、もともとの助六・揚巻の物語は、京の島原遊郭の中で現実に起きた心中事件がそのベースにあって、それが土台となって、江戸で助六由縁江戸桜のような曽我物語を含んだ歌舞伎ものとして脚色されてきたという経緯があるようなのです。

◆ つまり揚巻は、歌舞伎の世界では、吉原遊郭の花魁ですが、現実は京・島原遊郭の太夫であったようなのです。
  ( 国周画 1867年 慶応3年 )

◆ また下段のこの三味線を弾く芸人風の人物も煙草屋源七である。かるたの中に名前の記載がある。煙草と言えば遊郭の中で花魁も煙草をよく長いキセルを使っている姿が描かれています。数枚前の島原の夕霧太夫も手に豪勢なキセルを持った姿で描かれています。だから、遊郭の中で煙草屋源七は、煙草の故事来歴やウンチクを花魁などに語るのでしょう。( 国周画 1867年 慶応3年 )

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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