五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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押井版・攻殻機動隊の今様・傀儡謡【くぐつうた】のその心とは?     【666】の人形使いによって                                                                                                                                            奴隷化する日本人に対する【傀儡女】からの警告                                                                                                           脳内のICチップは、人間の意識を仮想現実によって                        自然界と宇宙より分離させてしまう。









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草薙素子とネット生命体の融合(結婚)を暗示させる歌
Reincarnation 生まれ変わり

吾が舞えば        あ(私)がまえば
麗し女 酔いにけり    くわしめ(美女) よいにけり
吾が舞えば
照る月 響むなり     てるつき とよむなり(共鳴する)
夜這いに 神天下りて   よばい (結婚式)に かみあまくだりて
夜は明け         よはあけ
鵺鳥鳴く         ぬえとり(夜の鳥)なく
吾が舞えば
麗し女 酔いにけり
吾が舞えば
照る月 響むなり
夜這いに 神天下りて
夜は明け
鵺鳥鳴く
遠神恵賜         とおかみえみため(遠くの神が恵みを垂れてくださる)
遠神恵賜
遠神恵賜


謡(楽曲)
https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35592.html




( 以下の文章は、あくまでも個人的意見にすぎません。)

◆ 前回、都市伝説6の中で言及されている【666】や【AI・人工知能】の問題について、攻殻機動隊の哲学や世界観との比較をする中で、都市伝説本の中で述べられている【666】や【AI・人工知能】についての考察には、哲学的思考が欠落していることを攻殻機動隊の哲学や世界観によって指摘してきました。

◆ しかし、その後いろいろと調べてゆくにつれて、日本の精神世界やスピリチャル世界の中にあっては、この【666】や【AI・人工知能】に対しての防衛・防御思想としての攻殻機動隊の哲学や世界観がまったく論じられていないことに気付いてきました。

◆ 攻殻機動隊の哲学や世界観は、理系の人々の中には浸透しているにしても、反対に理系の人々は、攻殻機動隊の哲学や世界観が実は、【666】や【AI・人工知能】の思想に対する防衛防御思想の基本となることに気付いていず、人形使いの総元締めが【666】 であることにも気づいていないのです。つまり彼等はテクノロジー面は関心を持ち理解できても、これから【666】にコントロールされる日本の社会を深く認識する視点がまったくないということです。

◆ また反対にスピリチャル系の世界では、攻殻機動隊の哲学や世界観が実は、【666】の問題に深く踏み込んで描かれていることに気付いていず、このような【666】のテクノロジーが社会の中に浸透してきた時に、現実的で具体的で技術的法律的な個人や社会に対する防衛思想のアイデアがその中に示されていることにも気づいていないのです。つまりスピリチャル世界では、【666】は認識しても、攻殻機動隊については、まったく認識されていず、その【666】思想に対する防衛防御思想としての攻殻機動隊の持つ社会的意義に気付いていないのです。

◆ もちろんアニメのサブカルチャーの世界観に何ができるのかという考え方もありますが、しかしこのような社会が到来する時代にこの問題を哲学的に思考して【666】の問題について考えてゆくこと。特に若い世代の人々にとっては、必要なことであると思われてなりません。 

◆ 何故なら、この問題は、現実の社会制度という形で、私たちの前に現実の問題として顕されてくるからであり、特に医療や介護や障害関係などの領域での支援という形で始めに入り始め、ほとんどの日本人が物事の【効率性の優先】の問題によって受け入れてゆく傾向が強いと思われるからです。マイクロチップの問題とは、医療や介護などの身近な社会制度を通して入り込んでくるのです。

◆ 攻殻機動隊の中では【電脳倫理法】という法律のようなものが制定されていて、法律によって、666の自由なコントロールができないように規制する法律が作られているのです。666に対抗して、個人の内面を守るために具体的な法律の整備をしてゆくということ。AIやIT技術の進歩に対応する法律の整備は不可欠であると思われてなりません。

◆ そして666の問題を現在のスピリチャル世界の陰謀論の問題としてではなく、現実的で具体的な人権・社会問題として認識してゆくことが必要であり、様々な職域の人々に啓蒙してゆく必要性が、これからの課題となる思われてなりません。でなければ【現実の効率性が優先される】ことに、この日本の社会では簡単に誘導されてしまうのでしょう。

◆ だからこそ、そんな事態の時に、若い世代が、この問題に対して社会的哲学的に深く思考することなしに、精神や思考の脳死状態の中で、効率性のみの優先によって、みずからロボット化或いは人形化する方向に向かい、それ故にこそ反比例して、この領域の世界に、倫理的規定の法律を制定してゆく発想が必要となり、666のコントロールに対して、新しい法律の壁によって規制していかなければならないと思われてならないのです。

◆ 前回は、神山版の攻殻機動隊の哲学や世界観についてのべましたが、神山版は、キリスト教の黙示録の666の世界観が背景に隠されています。それは米帝の背後には、人間を人形化してゆく勢力があるということを暗示させているのです。そして今回の押井版の攻殻機動隊の哲学や世界観には、日本の古神道の宗教思想が隠されています。

◆ それは三輪山の蛇神と巫女との結婚の問題であり、それはLSIの集積回路の中に潜んでいる二進法のコンピュータの蛇神と巫女が結婚して一体化する世界が描かれていて、それを傀儡女に語られているのです。このことは、アニメの中では新しいネットの世界に生まれ変わるという表現をしていますが、(Reincarnation 生まれ変わり)冷静に分析すると、ネットの世界に閉じ込められるということを意味しています。  

◆ つまり、現実的には、LSIの集積回路の中に、一人の女性のゴーストが閉じ込められているということを意味します。そしてこの女性のゴーストとは、ネットや端末がないと自己表現できないということです。広大なネットの世界と言っても、現実には、二進法のコンピュータの神である蛇神との結婚によって、LSIの電子回路の世界にゴーストが閉じ込められてしまうことを意味しているのです。これが押井版の攻殻機動隊の要点であると思われます。そもそも草薙素子の【素子・素子・電子部品】とは、LSIの集積回路の世界を顕す言葉です。

◆ つまり、どうして日本人がコンピュータを神のこどく扱い、自分自身がコンピュータに支配されてゆくことを自ら、何一つ疑問に思うことなく、【666】の世界観を受け入れてしまうのか。他のキリスト教文化圏の人々と違って、【666】や【AI・人工知能】の世界観をどうして日本人は簡単に受け入れてしまうのか。その原因は日本人の過去の歴史のどこにその深層を求めるべきなのか・・・・

◆ その大本の原因とは、押井版攻殻機動隊の中に表現されているコンピュータの神、二進法で造られた世界観の中に生息する人形使いであり、くぐつ廻しでもあるネットの世界の中に生息する蛇神と巫女との結婚の縮図が、日本の古神道の宗教文化の奥底に存在しているからであると推測されるからなのです。

◆ 現実のコンピュータは現実の生きている自然や宇宙の世界と接続できず、仮想現実という麻薬によって生きた自然世界と分離された一つの閉じられた世界に意識を閉じ込める働きを持ち、その閉じ込めている世界が、電子の世界であり、集積回路の世界であり、結婚するということは、そのLSIの世界に閉じ込められることを反対に意味しているのかもしれません。

◆ そしてこのようなコンピュータやAIを通して日本人が支配管理されるということは、現代のロックフェラーが信仰する二進法のコンピュータの蛇神の信仰の来歴が、ムーからの旧約聖書・創世記の赤い智恵の木の実の問題が投影されているのかもしれません。それは蛇神と巫女であるイブの結婚の問題であり、日本人がその世界に閉じ込められるという原因があるような気がするのです。そして一枚のLSIのチップは、仮想現実という麻薬によって人間の意識を自然と宇宙から分離分裂させるのです。





( 人間のゴーストがデジタル化されて、二進法のデジタル電気信号の世界に閉じ込められるのが押井版攻殻機動隊の結論。幽霊と違って、端末やネットやAIなどの電子機器がないと自らを顕現できない。唯、そのような赤い知恵の木の実であるコンピュータの世界に閉じ込められている女性が存在しているという寓話が、このような押井版攻殻機動隊の物語の中に表現されている。 この原因の来歴は、赤い智恵の木の実である金星の資本家の世界からか? )

◆ 押井版攻殻機動隊では、草薙素子は、旧約聖書・創世記のイブの投影であり、フランスの文学者リラダンの【未来のイヴ】という書籍のアーキタイプの上で、草薙素子を設定しているゆえに、廃墟となった博物館の中での【人形使い】との結婚の場には、その背景に巨大な生命の樹の大きなレリーフが描かれているのです。でも本当は、コンピュータの神との結婚なのだから、生命の樹ではなく、知恵の木の実の樹なのでしょう。それは上部構造にシフトするのではなく、物理的には、ゴーストがLSIの集積回路の世界に封印されるにすぎないのです。



(上記は、ゴースト・イン・ザシェルの
草薙素子とネット生命体の融合の場
に描かれる生命の樹のレリーフでも
本当は赤い善悪の智恵の木)


◆ そしてさらにこの押井版攻殻機動隊では、このコンピュータの神との結婚の寓話として問題の本質をロボットとかアンドロイドとかサイボークと言った西洋的な物理・科学的に概念ではなく、中世の日本の【人形文化】それも【人形使い】とか【傀儡子廻し】という日本の古い芸能の民である【傀儡子・くぐつ子】の人形の概念を使って、私たち日本人でも簡単に事の本質を理解できるだけではなく、私たち日本人が日本の古い人形文化を通して、古い日本文化の暗い情念の世界を通して【666】の問題を深く理解できるように表現されているということなのです。

◆ 傀儡( くぐつ )とは、以前【梁塵秘抄】のことに書いた時に、平安時代末期に後白河法皇は、【今様】という歌謡にとても関心があって、この【今様】という歌謡を謡う遊女である傀儡女の長を招いて、、【今様】と言う歌謡を学び、その【今様】が【梁塵秘抄】の中に残されているのですが、それが具体的にどのような音曲であったのか、【梁塵秘抄】の歌の復元をしょうとした人が、桃山晴枝という人であったのです。下記はその参考資料です。

浄瑠璃姫と牛若丸の世界から(今様浄瑠璃の一考察)             浮世絵の世界と浄瑠璃の世界の物語性
http://riyuginnuma.blog.fc2.com/blog-entry-575.html

◆ 下記は傀儡歌 【Reincarnation 】ですが、【梁塵秘抄】の中に、この名称の由来についても書かれているように、その昔、傀儡女が【今様】を歌うと、家の櫓を組む橋の上の塵さえも、その音色の響きによって振動することから、そのような事物に振動を与えるような今様という歌謡の秘密の歌ということで梁塵秘抄という名称が付けられたと述べられているのです。

草薙素子とネット生命体の融合(結婚)を暗示させる歌

吾が舞えば        あ(私)がまえば
麗し女 酔いにけり    くわしめ(美女) よいにけり
吾が舞えば
照る月 響むなり     てるつき とよむなり(共鳴する)
夜這いに 神天下りて   よばい (結婚式)に かみあまくだりて

◆ そのようなことで照る月 響むなり     てるつき とよむなり(共鳴する)

という表現は、この傀儡女が謡うものが、【今様】であるゆえに、月が傀儡女の音色の音の響きによって振動して共鳴するということを歌謡の中で表現されているのです。

◆  本来、人間の謡う歌謡の音色が自然界や天体に共鳴・振動させるためには、十六音階の音楽でなければ、自然界が共鳴・振動させることはできないとされるのですが、昔々の傀儡女や遊女の謡【梁塵秘抄】の歌の音色は自然界に共鳴現象を起こしたと伝えられているので、それはもしかしら昔の日本の歌謡は十六音階で表現されていたのかもしれません。

◆ つまり、この僅かな歌詞からも、この歌が傀儡女が謡う【今様】であり、押井版攻殻機動隊のテーマソングとは実は、今日の、現代の【今様】であるともいえるのです。それはコンピュータの中に隠されている蛇神との結婚によってネットの世界に生まれ変わるということを今様の歌で、傀儡女が謡っているのです。もちろん現実の音階は、西洋音楽の範疇のようなので過去の平安時代の今様の復元ではありませんが・・・・

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( 上記二つの書籍は、傀儡について書かれている本です。多くのAIやITそしてサイボーグなどに関心のある人々が、物理科学的な世界観を描いている中で、押井版の攻殻機動隊は、その音楽や歌謡に、日本の古い文化の形態である平安時代末期の傀儡族について、人形使いの名称を用いて、AIやITそしてサイボーグに秘める問題について表現されているのです。恐らく最先端の科学技術と古神道や人形文化を結びつけて思考する人は、日本に押井監督以外にはあまりいないことでしょう。傀儡とAIと666が結びつくということなのです。)

■ 参考資料 ■
言葉の葉庵『大江匡房『傀儡子記』現代語訳』
http://nobunsha.jp/blog/post_202.html


 そして以下二つの歌謡も、押井版・攻殻機動隊『イノセンス』で使われている【傀儡謡】であるのです。


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傀儡謡(くぐつうた)「怨恨みて散る(うらみてちる)」

一日一夜(ひとひひとよ)に 月は照らずとも
悲傷(かな)しみに 鵺鳥(ぬえとり)鳴く
吾(あ)がかえり見すれど
花は散りぬべし
慰(なぐさ)むる心は
消(け)ぬるがごとく

新世(あらたよ)に神(かむ)集(つど)いて
夜は明け
鵺鳥鳴く

咲く花は
神に祈(こ)ひ祷(の)む
生ける世に
吾が身悲しも
夢(いめ)は消ぬ
怨恨(うら)みて 散る



傀儡謡 陽炎(かぎろひ)は黄泉(よみ)に待たむと

陽炎(かぎろひ)は
黄泉(よみ)に 待たむと

陽炎は
黄泉に 待たむと

咲く花は
神に祈(こ)ひ祷(の)む
生ける世に
吾が身悲しも
夢(いめ)は消(け)ぬ
怨恨(うら)みて 散る

怨恨(うら)みて 散る

百夜(ももよ)の悲しき
常闇(とこやみ)に
卵(かいこ)の来生(こむよ)を
統神(すめかみ)に祈(の)む


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◆「生死去来、棚頭傀儡、一線断時、落落磊磊」  
(せいしのきょらいするは ほうとうのかいらいたり いっせんたゆるとき らくらくらいらい)

 世阿弥『花鏡』の第14条「万能綰一心事」より。

「生死去来、棚頭傀儡、一線断時、落落磊々」。是は、生死に輪廻する人間の有様をたとへ也。棚の上の作り物のあやつり、色々に見ゆれ共、まことに動く物にあらず。あやつりたる糸のわざ也。此糸切れん時は落ち崩れなんとの心也。

申楽も、色々の物まねは作り物なり。これを持つ心は なり。此心をば、人に見ゆべからず。もし見えば、あやつりの糸の見えんが ごとし。返々、心を糸にして、人に知らせずして、万能を綰ぐべし。如此なら ば、能の命あるべし。  惣じて、即座に限るべからず。日々夜々、行住座臥にこの心を忘れずして、 定心に綰ぐべし。かように油断なく工夫せば、能いや増しになるべし

<訳>

生と死が去ってまた来る、棚から吊った操り人形が、その糸を切るやいなや、ガラガラと崩れ落ちるように」。これは生と死の輪に巡らされる人間の有様を、たとえたものだ。棚の上の操り人形はあくまで作り物であり、さまざまに動くけ れど、本当に生きているのではない。操りの糸のせいだ。

この糸が切れたならば、崩れ落ちるだろうとの意味である。猿楽の劇の演技も、いろいろの物真似は本来、意識的模倣にすぎない。これを保つのは内面である。この内面の気 構えを、他人に悟られてはならない。もし見せてしまえば、操りの糸が見える ようなものだ。絶対に、内面を糸にして、見物にはしらせず、すべての芸の部 分を統率せよ。

このようにできるならば猿楽の劇の役者として本物であり、演技も生きるだろう。  大体その舞台上には限らない。毎日毎夜、歩くときも座るときも寝るときも、この心得を忘れず、日常のものとせよ。このように油断なく工夫するならば、 能の演技は向上し続けるだろう。

『花鏡』世阿弥
NHKブックス 演劇人間世阿弥 堂本正樹著



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プロフィール

水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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