五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』              島原・夕霧太夫

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◆  上記は、島原遊郭の夕霧太夫である。手には大変豪華なキセルを持っているようです。夕霧と言う水上勉の京都を舞台とした『五番町夕霧楼』の映画を思い出す。確か主人公の松坂慶子役の娼婦の源氏名が『夕霧』と言う名前であった。そのようなことで、夕霧と言う源氏名の名前は、現在でも京都の人々の意識の中に脈々と刻印されている名前ではないのだろうか。

◆ 夕霧は、その資料によるともともとは、現在の大阪にあたる浪華新町・扇屋四郎衛抱えの遊女であったと言う。大阪遊郭に来る前は島原遊郭にいたようです。抱え主が大阪に移転したために、大阪に移動したようです。当時は京都の吉野太夫と並び称された名妓であったのですが、若くして病のために死亡してしまいました。(1687年)夕霧の逸話としては藤屋伊左衛門と言う豪商の馴染みの客との話が有名です。

◆  私は、浮世絵の因縁があって、昨年6月に嵐山嵯峨野に行くことになりました。と言うのは夕霧の生誕地が嵐山嵯峨野にある清涼寺の西側にある地域であると昨年の6月に始めて知ってびっくりしたからです。これまで何度も嵯峨野の地は訪れていたが、まさか夕霧の生まれ故郷が嵐山嵯峨野にあると知ったのは本当につい最近のことであったのです。

◆ また夕霧の墓地は、その清涼寺の裏手にあり、始めは、清涼寺で夕霧祭りが行われていたので、清涼寺に祭られていると思いましたが、清涼寺の僧侶に話を聞くと夕霧は、覚勝院と言う歓喜天を祭る寺院で管理しているとお話でした。歓喜天とは、聖天のことなのですが、ここの住職の妻に話を聞くと夕霧のファンは、現在でも多く命日や縁日には、地方から夕霧のためということで、様々な贈り物が届くと言うのです。またどうして、夕霧がこのお寺に納められているのかと言うと、夕霧の抱え主がこの覚勝院の檀徒であった関係のようです。

◆ また、現在も夕霧に纏わる神秘現象が色々と起きているようで、例えば夕霧の命日の時に、夕霧の墓地の周りで供養をしていたが、一人のマスコミ関係の人が不謹慎にも墓地に腰掛けていた人があって、その時に夕霧の石碑を中心に何らかの力が働いて、その場に集まっていていた人々が吹き飛ばされて、石碑も何個か倒されていたという話が伝えられていて、どうやら掘り起こすといろいろな話がありそうなのです。

◆ 覚勝院のその女性の話では、現在も夕霧の存在を肌で感じる時があるということで、私はその話しが本当かそれとも嘘がというよりも、やはり、夕霧に対する様々な人々の思いがそのような現象を起こしているのではないかと思ったのですが、というのは、私自身も夕霧の浮世絵の縁から、夕霧を調べるために、嵐山嵯峨野から島原まで足を運んでいるのですから、やはり夕霧には、今もそれなりの力が宿っていると思うのです。

◆ それから夕霧がどのような女性であったのかということについての具体的記述として、『吉野伝』と言う本の中には、略訳として『近頃、大阪から下ってきた夕霧太夫は、眼がオランダ人のように、よどんだ色であるが、顔だちがよく、立ち姿もいいので、いちいち気にする人もいない。』と書かれている文献が残されているようです。これを読むと夕霧は、ハーフでハイブリットで、眼の色が普通の人と違っていた。ブルーか緑色のような眼を持っていたと想像してしまいます。
    ( 三代 歌川豊国 1861年 文久1年 )


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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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