五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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NHK放送90年 NHK大河ファンタジー 『精霊の守り人』の紹介

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( 実写画像と映像は、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』より )

◆ これまで個人的なアニメの紹介ということで、『精霊の守り人』の紹介をしてきました。また、昨年一度、『精霊の守り人』の実写化がNHKであるようなことをお話致しましたが、いよいよ今週土曜日の3月19日より、NHK大河ファンタジーとして放送が始まるようです。主人公のバルサ役には、女優の『綾瀬はるか』さんのようです。

NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』
http://www.nhk.or.jp/moribito/

( 上橋菜穂子原作・精霊の守り人について、2014年度の国際アンデルセン賞にえらばれました。国際アンデルセン賞とは、スイスに本部のある国際児童図書評議会が長年、児童文学に貢献してきた功績をたたえて2年に一度、贈っているもので、その選考水準の高さから「小さなノーベル賞」とも呼ばれています。)

◆ 綾瀬はるかさんについては以前『ichi(イチ) 』という映画の中で、女性の盲目の旅芸人(ごぜ)の女座頭市の役をされていたので、個人的には、それで今回の配役となったのかなと思いました。

◆ 旅芸人とは、ジプシー的な側面もあると思うのですが、日本の昔の古い映画の中には、日本の古い信仰の世界や民俗学的断片が随所に残されているのです。譬えばこの場合の『ichi・イチ』とは、市ということで『巫女』という意味を持っていますし、また現在の芸能や歌謡曲の故事来歴を遡ってゆくと、江戸時代以前にあった旅芸人や歌舞伎ものの世界に繋がってゆくと思います。

◆ さて少しお話が『精霊の守り人』の世界から逸れてしまいましたが、この『精霊の守り人』の背景となっている歴史や時代背景は、当然架空のファンタジーの世界ですから、現実の世界ではないのですが、しかしその自然環境の世界は、アジアの自然環境の世界となっています。たとえば、チベットの雪山のそびえる山岳世界であり、韓国・中国・モンゴルの世界であり、日本の江戸時代の庶民の世界が反映されているのです。(それは原作者の上橋菜穂子先生が文化人類学者で、長年フィールドワークをアジア世界でされてきたためかもしれません。)

◆ しかし、その中で一番重要なポイントは、『精霊の守り人』という名前が顕わしているように、自然の精霊の世界に生きる人々の世界であるということなのです。たとえば、『精霊の守り人』の名前の持つ精霊とは、具体的には『水の精霊』を意味しています。

◆ また上記、NHKの動画表現を見てもわかるように、自然の精霊の世界とは、『』のみではなく、と一番関係の深い『木』である樹木の世界も表現されています。譬えば、樹木の緑色の森や林の世界から、樹木の枯れた木の枝のブラウン色の世界、そして樹木の葉が空間を舞う姿など、木の精霊の世界が描写されているのです。

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( ドラマ「精霊の守り人」のロケ地! 鹿児島県日置市の千本楠の樹木 )

◆ そして木の世界に関連して『土』の世界も表現されています。それはバルサを含めて登場人物は、土着民の姿を顕すために、顔の肌の色が土色の土臭さを顕わしています。このようなことは、これから映像を見ることを通して、その映像の中に、自然の世界の様々な要素が、どのように表現されて描写されているのかということが、とても重要な要素となってくると思われてなりません。

◆ それはつまり、物語は架空の世界であるにしても、その中に描写され表現される自然の世界とは、『木火土金水』と言う、自然の現実的で具体的な要素であり、現実のこの世界に存在しているものであり、この自然の世界とはけして架空の世界ではないのですから。そしてその架空の世界ではない自然の世界の神秘をどのように映像で表現してゆくのかということが、この『精霊の守り人』のテーマとなっていると思われてなりません。

◆ そしてこの『精霊の守り人』の中で示唆されて表現されている最大の自然の神秘の世界とは、この自然の世界とその自然を超えて、この自然と重なるように存在している別次元の自然世界の存在と、その二つの自然の世界を結びつけて付けて存在している『結び目』の世界観であると思います。

◆ そしてこの物語の中で表現されている『精霊の卵』とは、この二つの自然の世界両方にまたがって存在しているものであり、その両方の世界に影響を与えながらも、その二つの世界が重なるように結び付けているものなのです。この『結び目』の世界をどのように映像表現をされるのか、ここが一番の見どころでもあり、そしてこの『結び目』の自然観・世界観については、様々な見解が可能であり、それは昔から日本の中にあった生命論・生命観と思われてなりません。

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(上記は、アニメ・精霊の守り人第11話より)



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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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