五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』                                          浄瑠璃姫と牛若丸の世界から(今様浄瑠璃の一考察)             浮世絵の世界と浄瑠璃の世界の物語性

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( 上記動画は、桃山晴衣の今様浄瑠璃/浄瑠璃姫と梁塵秘抄と著作である『梁塵秘抄うたの旅』)
    
◆  浄瑠璃の起源に結びついたその姫にまつわる伝承がある。昔、子どもの出来ない夫婦(矢作の長者兼高夫婦)があった。薬師信仰と結びついた瑠璃光如来(薬師如来)に祈り、やがて素晴らしく美しい娘(浄瑠璃姫)を授かった。そして成長した姫は牛若丸(義経)と恋に落ちる。義経は奥羽へ……再会を約束して果たせない浄瑠璃姫は身を投げて死ぬ。その悲恋を中世の琵琶法師などが歌った。 それが浄瑠璃(節)となり、これに操り人形がついて人形浄瑠璃に。物語は三河から江戸に来たって清元、常磐津、新内などに形を変える。中世の語り物文芸の奥底に浄瑠璃姫がいると言う。

◆ 中世は芸能の時代。忘れられてしまった流浪する女性の芸能者たちが、豊かに彩った中世芸能の世界、中世の文学作品にはしばしばこのようなジプシーのような女性芸能者・傀儡女が登場し、作品世界に彩りを与えているが、彼女らが姿を消してしまった現在、その具体的なイメージは非常につかみにくい。巫女・傀儡女(くぐつめ)・遊女・白拍子・曲舞女など、一般にはあまり馴染みのない女性芸能者の姿を浮世絵の世界と合わせて、【今様浄瑠璃の音の姿】を手がかりにして、失われてしまった過去の情感の世界に迫ることができるでないだろうか・・・・失われてしまった語りの文学の浄瑠璃世界。


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(【今様】は、クグツや遊女などの日本の表の歴史から消されてしまった日本の古層に流れているジプシーのような芸能の民の人々によって歌われて伝承されていった。)

◆ そして、それは浮世絵の世界に顕わされている歌舞伎絵などの物語性と浄瑠璃の世界に顕わされている語りの文学としての物語性は、共に共通しているものであり、現実の江戸時代の文化の世界では、それらはバラバラに分裂して存在しているものではなく、相互関係と連動性そして包括性、一体性があったものなのだと推測することができるのだろうと思われてならない。浮世絵の世界とは、その語りの文学が美しい絵の世界となった・・・・


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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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