五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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ロシア科学アカデミー・アレクセイ・ヤブロコフ博士『チェルノブイリの教訓』『チェルノブイリから学ぶ』



◆ 上記動画は、これまで何度も掲載をしてきましたウラディーミール・チェルトコフ監督のドキュメンタリー映画『真実はどこに?WHOとIAEA 放射能汚染を巡って』の動画です。この動画の中に、ヤブロコフ博士が会議の中で、国連科学委員会を強く批判されている姿が撮影されています。ヤブロコフ博士については下記参照。

下記書籍・岩波書店・調査報告『チェルノブイリ被害の全貌』


 ーWHO・世界保健機関のウィキペディアよりの説明文からー

『  IAEAに従属
1959年に結んだIAEAとの規定では、「IAEA(原発推進を掲げている)の許可なしに、放射線の影響における科学論文を公表してはならない」となっている。WHO議長はこの事について「WHOがIAEAに従属しているので、健康は原子力に従属する」と発言している。 』

◆ 上記はウィキペディアよりの世界保健機関についての引用ですが、その中でWHO議長は人々の『健康は原子力に従属する』述べているのです。つまり人間の健康は、原子力発電の上に成立すると述べていて、これがこの世界の世界の人々の健康を守る機関が述べている言葉なのです。これは大変に恐ろしいことです。そしてこの基本原理によって世界中の国がこの理念に沿って存在していることを意味しています。

◆ こんなことがあり得ることでしょうか。つまり日本人の健康は原発の上に成り立ち、日本人の健康は、原発に従属している。そしてこの理念に従って日本政府や全ての行政組織が動くということを意味しているのです。ですからその理念や原理に敵対して、そうではないと述べることは、一つの国家だけではなく、その上にある国連機関に対しても抵抗するということを意味しているのです。

◆ 世界を支配する構図は、日本人の知らない間に、人々の健康は、原子力発電に従属するという理念で世界の国家が動くようになってしまっているのです。そのようなことが、この日本の社会の中でも、現実的にIAEAの問題を通して、私達日本人は気付く必要性があると思います。そしてそのような世界観に対して対抗して、否と叫んでいる人の一人が下記のヤブロコフ博士であると思います。

◆ 実はこの上記動画の中で下記動画での講演者でもあるロシア科学アカデミー、環境政策センター会長のアレクセイ・ヤブロコフ博士が会議の中で下記のような強い口調でIAEA(国際原子力機関)のチェルノブイリ原発事故の被害状況に対する過小評価の策略に対して批判をしています。

『・・・非客観的なデータの恥も外聞もない公表だ。彼らは賠償金を節約したいだけだ。だから事故の影響が自分たちの想定よりも深刻であるようなことを示す研究結果は、全て排斥し、根拠がないとみなす。私が恐れているのは、これが臆面なく語られ、科学的な結論として発表されていることだ。実際はただの決め付けの非科学的陳述なのだ・・・

 チェルノブイリの事故直後、IAEAは積極的に介入しませんでした。理由はわかっています。ブリックス事務局長は事故直後に私に曰く「原子力産業はチェルノブイリ級の事故に毎年でも耐えられる。」この信念でIAEAは事故に対応しています。政治的判断なのです。各国政府代表の間で結ばれた取り決めであり、事故の明白な影響を認めない人達の結論です・・・』

◆ ヤブロコフ博士は1997年に発足した欧州放射線リスク委員会(ECRR)の共同設立者のようです。また下記写真のように、ミシェル・フェルネックス博士と同様にWHO(世界保健機関)に対して抗議活動をされている方のようです。そして、IAEAの事務局長のとんでもない本音の原発事故に対する発言を聞いた生き証人がヤブロコフ博士であったのです。

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(WHO世界保健機関の前で抗議するヤブロコフ博士、海外では科学者が社会運動をしている姿が多い。その講演や対話を通して見えてくることは、彼ら科学者一人一人の中には、強い義憤と良心の叫びがあり、虐げられた人々に対する深く強い思いを感じることだ。ではこの日本では?)

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(上記は、同様にWHO世界保健機関の前で抗議するミシェル・フェルネックス博士とウラジミール・チェルトコフ監督とクリスバスビー博士・市民と科学者の内部被曝問題研究会HPより転写)



◆ 以下は動画の中でヤブロコフ博士がコメントされていることを簡素化して記述したものです。

『 私は、チェルノブイリ原発事故の影響を研究してきました。チェルノブイリ原発事故から25、26年経って、本当の偽りのないデータを得ることができました。偽りのないデータと言うのは、年間1ミリシーベルトに住むのは、全ての人々に何らかの健康被害が出てくるということです。5ミリシーベルトに住む人々はさらに増大します。傾向被害は汚染レベルが高くなるにつれて明確に増大します。このことを考えるべきです。

(日本国内では、日本赤十字社のみが、政府の年間被曝許容限度の方針とは違い、上記見解の年間被曝許容限度を1ミリシーベルトを超えない範囲として設定している。これは被曝地域での救護活動をする医療従事者の人々に対する被曝限度量として設定されたものですが、しかしここでは、20ミリシーベルトとして扱われていないのです。これは赤十字の人々が、いろいろと理由あるにせよ、被曝の真実を理解しているからかもしれません。)

 健康への被害は5年以内に顕われてくる。平均値は意味をせず、一人一人の個人の健康調査が必要である。それは血液検査などにより染色体の突然変異を調べることである。原発事故の被害は、核兵器と同じ被害を与えるものである。

 ガン以外の被曝による病気については、ガンは被曝による全体の十分の一に過ぎない。被曝すると人体の組織や器官は全て影響を受ける。影響を受けない器官はない。 ロシアでのデータでは高汚染地帯の死亡率は増大する。また乳幼児の死亡率が増加する。そのようなことは福島でも起きてくる。

 市民社会にとって、チェルノブイリの教訓とは何か?ガンの発生率が、汚染が高い地域で5年から数年後には顕われてくる。また様々な疾患が顕わて来る。

① 血液・循環器系
② 内分泌系 
③ 呼吸器系 
④ 泌尿器・生殖器障害  
⑤ 骨格系・骨減少症や骨そしょう症 
⑥ 中枢神経の障害 前頭葉、側頭 頭頂葉の変化(低線量で被曝が5年も続くと頭脳に変化が起きる。頭脳を破壊する。)

⑦ 白内障 硝子体破壊などの様々な眼球の異常、子供の水晶体の混濁が起きてくる。
⑧ 消化管疾患
⑨ 先天性奇形異常 早期の老化現象が起きる。(子供が年をとった人のようになり、大人も実年齢以上に老化する。突然変異が起きる。)

⑩ リビダトールで流産が増える。
⑪ 甲状腺ガンや乳がんの発生が10年後から増加する。 』

◆ 上記、内部被曝疾患は、NHK出版の『低線量被曝地域からの報告』の中で記述されているウクライナ政府(緊急事態省)報告書(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク翻訳資料より)の中に示されている疾患でもありますが、IAEAも国連科学委員会も上記疾患を被曝によるものとは一切認めていないのです。国際機関が公式に認めている被曝の健康に対する影響は、除染作業者に起きる白血病、白内障と小児甲状腺がんのみなのです。それ以外の疾患は被曝によるものとして認めていないのです。

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◆ しかし、現実のウクライナでは上記のような様々な疾患が起きており、現場で診察をする医師が警告をしているのです。日本政府は、そのウクライナからの現場からの警告を無視・否定してしまいました。そしてそのようなことが起きてくる科学的根拠はないとしたのです。鼻血すら認めなかったのですから、ウクライナの現場の医師からの報告は当然認めず否定・無視したのです。

◆ 本来被曝の世界でも想定外はあり得るはずです。想定外が起きる可能性があるゆえに予防的措置の必要があるのです。しかし、鼻血さえも否定して科学的でないと完全否定を政府が発言するということは、内部被曝という想定外を認めないという政府の姿勢の背後には、どう考えても日本におけるIAEAによる原発推進の方針があるからと思えてなりません。  

◆ それは人間の生命を含めて地球上の全生命に対して有害で危機的状態を作り出す根本の原因となるために反対するということが、この内部被曝問題の根幹にはあるのです。そしてこの内部被曝問題を科学的医学的に明らかにすることが、IAEAの原発推進の世界政策を抑止することに繋がってゆくと思われてなりません。

◆ そして一番重要な事は、この内部被曝問題を無視してしまっては、どうして日本人が五井野正博士の示された『理論医学』による内部被曝疾患の治療を受けとめることができるのだろうかと言うことなのです。内部被曝を否定する日本政府の方針を、多くの日本人が共感して鼻血問題すら否定するのであれば、もうその先には進めないということであると思います。

◆ そして、ウクライナの医師の人々のように、IAEAのやり方や方針に否と立ち上がる医師が日本の社会の中に一人もいなければ、日本はウクライナ以上に酷い状態になってしまう可能性が強いと思わざるを得ないのです。何故なら、その先が何も見えなくなるからです。

◆ 以下のメッセージ、はヤブロコフ博士より、私達日本人に対するメッセージです。


ヤブロコフ博士 『 日本の人々へ、私からの短いメッセージです。』

 皆さんは、真実のために戦わなければならない。

 健康のために戦わなければならない。

 原子力を無くすために戦わなければならない。

 政府と戦わなければならない。

 何故なら政府と原子力産業は、あらゆるところで

 私の国だけではなく

 すべての国で、米国で、ここ日本で

 データを隠蔽しょうとするからです。

 原子力産業と政府は、人々を恐れています。

 真実を恐れています。

 何故なら、真実とはとても不愉快なものだからです。

 真実は、原子力技術は恐らく危険であり

 コストが異常に高く

 プラスよりもマイナスばかりだということです。

 これが私からのメッセージです。

◆ 以下もヤブロコフ博士の講演会での動画のようです。こちらは講演会に参加した人々の質問に答えるような形で、博士が説明されています。福島原発事故後の日本には、多くの欧州放射線リスク委員会に関係のある科学者達が来日して講演をしています。また下記の書籍は、講演の始めで紹介されていますヤブロコフ博士などがiニューヨーク科学アカデミーを通して出版された『 チェルノブイリー大惨事が人々と環境におよぼした影響ー 』と言う書籍です。下段の書籍は、その日本語訳となります。

◆ 彼らは単に内部被曝について医学的疫学的に説明したのではなく、原発事故による内部被曝の問題が、実はその国の政府のみならず、さらにIAEAなどの国連機関がそれに関与して、本当の真実を隠蔽しょうとしてしまうことがチェルノブイリ原発事故後のウクライナで起きてきた出来事であったので、この大きな問題に私達日本人が気付く必要性があるということを講演の中で強く訴えているのです。国と国連機関が一体となって、内部被曝を隠蔽する世界であり、人間の健康が原子力機関に支配されるという世界保健機関の理念で動いているのです。


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◆ そしてこのような事実を日本国内の全ての医療機関の医師や看護師さん、検査技師などのパラメディカルなどの医療従事者の人々はどのように思われることでしょうか。WHO・世界保健機関の理念は、原発推進のIAEAの前に全て崩壊して、現実の世界では、絵に描いた餅となり、人々の健康は、IAEAの原発推進の理念の中に管理される。

◆ それはそのまま、日本政府と厚生労働省を通して、全ての日本国内の医療機関は、この理念の下に動き、内部被曝は一切認めない、IAEAの見解の下に医師も看護師もシステムとして汲みこれていることを意味しているのです。WHOの理念は、原発事故の核による被曝問題の前には全て無力となってしまうのです。いつの間にか、日本の医療機関の人々が知らない間に、この世界の人々の健康に対する枠組みが大きく変化してしまったのです。日本の医療機関の人々は、この大きな変化に気付く必要性があると思われてなりません。

◆ これから数年後に、被曝が原因で病院を受診しても、そのことを医師や看護師の前で口にしても、それは広島・長崎の時に肥田先生が経験したように、『そのようなことは口にしないでください。困ります。』と医師から言われて、『被曝と関係なく診察します。被曝問題と治療は別の問題です。言いたいことがあるなら病院は関係ありません。国に言ってください。』とコメントされてしまうということが全国で起きてくるのかもしれません。また『国連の機関では公式に認められていませんから。』と言われてしまうのでしょう。広島や長崎で起きたことが、また同じことが繰り返される可能性が大きいと思われてなりません。

◆ でもNHK・ETV特集の中で見たように、チェルノブイリ原発事故後のウクライナでは、国は国民の生命を守ることが大切であると述べて、IAEAの見解と反対の『ウクライナ政府報告書』を作成しました。またウクライナの医師達も、被曝との関連性を深く感じて、キエフでの国際会議の中でも女性の医師達が抗議をしていました。それではこの日本では・・・・この日本では、医師会や看護協会は、国の方針に従って、IAEAの見解と方針に従うのでしょうか・・・・もしそうであるのなら、この日本では、ウクライナとは反対にだれも市民側国民側の視点に立った人々がいないことになってしまうのでしょう・・・・

◆ そのようなことで、内部被曝問題とは、単なる医学や疫学上の問題ではなく、政治的社会的な問題でもあり、またそれは国際的な規模の問題が深く反映しているのです。つまりこの世界を動かしている『 核による安全保障上の問題 』が、そのまま現実の私達一人一人の健康の問題に直接影響を与える問題でもあるのです。つまり大きな世界の安全保障上の問題が、とても小さな世界である私達個人個人の健康に直接直結してしまう問題なのです。でもその小さな世界の問題を深く追求してゆくと大きな世界から起きている問題なのです。そしてこれが内部被曝問題なのです。

◆ 私達の国・日本では、国が国民の生命を守ることをせず、原発推進のためには、国民の生命・健康さえも犠牲にするという戦前の考え方が、この内部被曝問題を通して、日本という国に潜む非情で冷徹な意志が垣間見えてくるのです。そしてその姿は、核開発のために国民の生命を犠牲にしてもかまわないと言う北朝鮮の姿と本質的には変わらないと思えてきます。
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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