五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

このサイトは、個人的非公認ファンサイトです。

Entries

五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』                  間違った出会い・花魁の求めたもの

rQRIbB9MzwM3UH21386225030_1386225114.jpg
oylP3evQu7VuVmj1386225259_1386225293.jpg
dwmanrgUdrAOxCu1386225181_1386225228.jpg
4tTvI0wqWxl9rM51472514633_1472514699.jpg
(上記は、花魁と巫女の浮世絵、花魁と巫女には深い宗教的連続性の意味がある。)

  遊廓の中の『無限の間違った出会い
 花魁の姿に秘める宗教学・民俗学 


◆ 日本の遊女の歴史を紐解いてゆくと、柳田国男などの巫女起源説や法学者の滝川政次郎氏などの朝鮮半島から渡来した白丁・くぐつ説など民俗学的には二つの遊女の起源に関する流れの説があると思いますが、前回述べたような古代ユダヤ教に流れている東方から到来する太陽神に対する信仰が基になっている場合には前者の巫女説で、巫女が岩戸に籠もるのは、東方からの太陽神の到来を待つためのものであり、その場合の巫女は、日の巫女ということになると思います。

◆ そしてこの太陽神の到来を岩戸の中で待つ日巫女の姿と遊郭の中で見受けをしてくれる遊客を待つ花魁の姿は、時間と空間を越えてどこかで、出会いの法則を求めていることについては不思議とシンクロしているように思えてくるのです。

◆ そして本来の日巫女の意味とは、太陽神と出会って智恵を開くということが古代ユダヤ教の流れを汲む古神道の本当のあり方であって、その智恵の世界が別名では『金剛』のダイヤモンドの世界とされています。ですから、遊廓の中で花魁の求めているものは、次元をあげると本当は『金力・財力』ではなく、本当は『智恵の世界』であった思われます。ただそれは、花魁がその過去世の時に、本当の知恵者である太陽神に出会うのではなく、そこで間違った出会いをしてしまうと智恵を開くことができなくなり、間違った出会いによって、間違った方向に向かってゆくのです。

Obfk9FNPcg7mfY41386225584_1386225621.jpg

◆ ですから、花魁の世界では、過去に間違った出会いによって下落して、その落ちた物質的世界の中で、再び太陽神の到来を待つという儀式が、遊廓の中で一夜妻の形態をとりながら、今度はそれが金剛と言う智恵の世界を開くことではなくて、そこからはずれてその反対の、物質的な金力・財力・権力を持つ人の到来を待つという形に変化して、過去の古代ユダヤ教の太陽祭儀が、間違った出会いのために、それを元に回復するために、遊郭の中でこの正しい出会いである縁起の法則の問題が無限に繰り返されていると考えられるのです。

◆ そして今度はそこでの、遊廓の世界の中を通しての間違った出会いは、心中事件や遊郭脱出などの様々な遊郭を舞台とした歌舞伎ものの悲劇として顕されてゆきますが、その基本的原理とは、縁起の法則であり、出会いの法則であり、間違った出会いが無限に遊郭の中で繰り返されてゆくのです。そしてその原因を遡ってゆくと、過去の古神道の太陽祭儀の問題まで遡って起きていて、結局その繰り返しのカルマの世界から出るためには、太陽神( 本当の知恵者 )と出会うことがなかったので、その問題が繰り返されているのです。つまり花魁や遊郭の世界の中では、正しい知恵者との縁起や出会いの法則が一番重要になってくると言えるのです。 

◆ このように考えてゆくと実は、浮世絵の花魁の世界の中には、実はとても宗教的要素が隠されていて、普通は、遊郭の世界と宗教的な世界は関係がないように見えてしまいますが、宗教的民俗学的に遊女の歴史などを相互に追求してゆくと、実はとても宗教的な問題が、花魁の浮世絵の世界の中には隠されていて、本当は花魁は、金力や財力や権力を求めていたのではなく、もともとは知恵者や覚り者を求めていたのに、そのような人と過去に出会うことがなかったために、そして間違った出会いのために、下落したということを意味していると思われてならないのです。

491tNhiZ_yAaGRJ1386228852_1386228861.jpg
( 本来、日巫女が求めた智恵のダイヤモンドの世界は、遊廓の中の花魁の世界では、太陽神が財力のある遊客となり、ダイヤモンドの世界が、金の小判の世界へと変化してしまっている。)

◆ そして、この考えの大本には、花魁や遊女とは、もともとは、太陽神を信仰する日巫女の流れから派生して生まれてきている問題であって、花魁や遊女のあり方の中に、この古代の巫女の形態が内在されて継承されていて、それが最終的には遊郭の世界の中で繰り返されているのだということになり、ここでは遊女・花魁と巫女の世界が、それが4次元的にシンクロして遊廓の世界の中の出会いの法則の世界に顕わされているのです。つまり花魁の姿の中に巫女の姿をシンクロさせるのであれば、遊廓の世界とは過去の日巫女のカルマの世界が再現された世界となるのです。つまり、縁起の法則の中にこそ、花魁の世界が秘めている宗教問題があるのです。

(参考文献 遊女の歴史・滝川政次郎著 天照大神と前方後円墳の謎・大和岩雄著 遊女と天皇・大和岩雄著   龍宮神示・月海黄樹著等)

P8sxfpi_8_s2QxK1472518125_1472518133.jpg
1kA_dxvCPE2gfSg1472518167_1472518176.jpg
VygIi7X403_jo2X1472518207_1472518215.jpg

よかったら押してね!
にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
にほんブログ村

哲学・思想 ブログランキングへ
FC2 Blog Ranking



スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

最新記事

最新トラックバック

カテゴリ

右サイドメニュー

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR