五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『科学から芸術へ』より、浮世絵(藝術)の持つ社会的意義と科学の持つ社会的意義を考える。

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( 上記は、五井野正博士の著作『科学から芸術へ』の本の表紙です。)

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◆ 上記の英単語は、五井野正博士の著書である『科学から藝術へ』の㌻77に記述されているもので、和訳すると次のような意味になるようです。 この言葉は、

世界ーインテリアー絵画ー生産ー教育ー機関

 と言う意味であり、この言葉の意味は、世界のインテリア絵画である浮世絵を意味して、その浮世絵を生産・教育する機関がWippii(ウイッピー)と言う言葉の持つの意味であり、その意義について同ページ11行目から次のようなことが示されているので記述します。

『 だからウイッピー藝術院とは、単なる藝術を学び藝術を創り出すというものだけではなく、藝術という方法を使って科学を超え、科学の弊害を取り除いて過去の失われた人間文化を復活させるという重要な目的をもって創られた機関なのである。 つまり、藝術は科学と対立するものてはなく、時として科学が藝術と対立してきたという事実を認識するからである。日本の場合で言えば、江戸時代は科学時代をむかえた明治時代によって消滅させられたのである。だから西欧に大きな影響を与えた江戸藝術を再一度見直し復活させる事にこそウイッピー藝術院の使命があると思いここに長年に渡る啓蒙活動と普及活動が今日の江戸ルネッサンスブームの下地となったと思うわけである。 』

◆ 私はこの文章を読んで改めて思ったことは、江戸末期に日本を訪れた外国人たちが残した記録についてまとめて書かれている『逝きし世の面影・渡辺京二・平凡社』という書物の中で、外国人が日本のことを『古い日本とは妖精の棲む小さくてかわいらしい不思議の国』であり、『不思議の国のアリスの世界』と述べて、日本や日本の自然の姿の中に4次元的なものを感じていたということなのです。

◆ そしてそれは現代の日本人がテレビや教科書などで把握している江戸の姿とはまったく違うものであり、当時の外国人が古い古層の日本に感じていたものは、不思議の国であり、4次元的な姿の国であったということが、過去の記録から読み取れるのです。

◆ そして明治時代とは、その不思議の国、4次元的な藝術の国を破壊し消滅させることから始まり、それからまったく別の日本人が生まれてきたのです。それが現代の私たちなのです。そして人間が死んだらおしまいと考える唯物的世界観に落ちて、次元が下がったのです。

◆ そのようなことで、私たちが古い古層の日本を思い出し、日本のふる里を感じて、過去の江戸時代の世界まで戻ることは、或る意味では3次元から4次元の不可思議世界に戻ることを意味しているのかもしれません。私は博士のこの文章を読んでそのように思いました。

 追記

◆ 福島原発事故を通して、内部被曝問題を深く考えてゆくと、私たちはどうしても『科学』の持つ社会的意義とは何かという問題について考えざるを得なくなります。 それは科学的に内部被曝疾患が放射線との因果関係を証明できないからと言って、現実に起きてくる医療問題に対して何一つ予防的措置を取らなくてよいのかという問題がでてくるのです。

◆ そして科学的に証明できない現実の出来事に対しては無視・否定するという姿勢について、私たちはこの内部被曝問題を通して、改めて『科学の持つ弊害』が、現実の日本の将来に対して大きな影響を与えざるを得ないことに気付きつつあります。 そして科学の持つ社会的役割と弊害(人間疎外の問題)について、これから私達日本人はどうしても問わざるを得ない状況に追い込まれてゆくと思います。

◆ 私たち日本人は、もう一度『科学』の持つ社会的意義について問う必要性があるのです。そしてさらに、科学と芸術は対立するものではなく、科学と芸術の相互の関係性についても知る必要性があると思われてなりません。それはウクライナ国営放送の中で、ウクライナ人が認識できたことを、私達日本人も認識できなければならないのです。


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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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