五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

このサイトは、個人的非公認ファンサイトです。

Entries

水と樹木の世界・水の中のエメラルド・グリーンの世界


cFm51txUP9TlDDf1390890256_1390890315.jpg
UUOMX2U2_7XYLwA1390890816_1390890876.jpg
UUOMX2U2_7XYLwA1390890816_1390890876.jpg
vFqx0FNDX9c1cND1390891126_1390891184.jpg
eu0DuYRQw7EFuJP1390891455_1390891535.jpg
88b53Y71uDzMYz41390890918_1390890981.jpg

◆ 樹木信仰ということで、水中の緑色の落ち葉や茶色の枯れ葉を撮ってみました。水の中ですと光が反射して、エメラルド・グリーンの世界が生まれてきます。陰陽五行の木・火・土・金・水の中の木と水の世界ですが、やはり緑の世界は気持ちが落ち着きます。水と木の精霊の世界が顕されればよいなと思います。

◆ 惑星ソラリスの映画の中では、池の中を流れる水草の流れる様子が描写されていますが、それと同じように黒澤明監督の『夢』の中にも、同じような小川の水の中に流れている水草の映像が描写されています。その水草の流れるシーンを始めて見たときに、その僅かなスローモーションの描写に感動したことを思い出します。

◆ 小川や河川の中に流れる水草の姿は、どこにでも見られるありふれた光景なのですが、その自然の流れを描写して映像として残している人は、日本の映画では、あまりないとその時に思ったのです。自然の移り変わりの変化を描写してゆく日本の映画というのは、あまり聞いたことはないし、自然の瞬間を捉えようとする映画もないと思えてきます。


rHxNVp7CnHvUZf71390898165_1390898228.jpg
5CzjDUkGWRKMPUv1390898469_1390898526.jpg
eAgsf436DfRtbGj1390898352_1390898404.jpg
MVKFF_DT8fluAOZ1390898756_1390898817.jpg
Qz1iH2kCwqUAnf71390898266_1390898309.jpg
t2Ruwm28xAI_qRZ1390898676_1390898726.jpg
cl4cw9xilZQ3iY81390898578_1390898636.jpg

◆ そのようなことで、移り変わってゆく自然の木・火・土・金・水の精霊の世界の色彩の変化について、身近な生活の中で、感じるものがあった時に、また掲載してゆきたいと思っています。本当は、枯れ葉の世界の色彩の変化が表現できればよいと思うのですが、でもだれがこの自然の世界を想像して創造したのでしょうか。だれもが昔から考える疑問ですが、つまらないと思われてしまうかもしれませんがおつきあいください・・・






◆ 上段は、『惑星ソラリス』上から一番・二番の動画は、始めのプロローグの映像です。水草が水流に沿って流れる動きが描写されています。また美しい樹木や湖水も描かれています。また恐らく日本の映画のシーンでは、自然の山水を映像として描写する記録映画はあっても、水流の流れの中のその植物の動きをこのような形で表現しているものはないと思われます。

◆ この映像は、だれでも撮ることができる映像でもあり、このような水草の流れはどこにでもあるものかもしれません。しかし、その動きをこのような形で捉えるということは、そこには、自然の動きを捉える自然観がなければ描写することができないと思われてなりません。この水草は、光の反射によってエメラルド・グリーンの世界を水中に放っているようです。

◆ 下記の二つの動画は、黒沢明監督の作品の『夢』の中で使われている信州安曇野のロケ地の映像です。この黒沢明監督の『夢』のシーンの中にも、惑星ソラリスで表現されていた流れる水草のシーンが描きこまれています。その場所となったのが安曇野のロケ地のようです。黒沢明監督は、タルコフスキーと深い親交があって、『夢』のこの水車小屋の小川のシーンを見るとタルコフスキーの影響を受けていることが伝わってきます。

( しかし、『夢』の映画の中では、最後の夢の物語であり、水車小屋のある風景の中で、河の中を流れる水草のシーンが断片的に撮影されていますが、本当の意味での水草のシーンとは、実はこの水車小屋の物語が終わって、最後に制作関係者などの字幕が流れるシーンなので、you-tubeの映像では、すべてこの水草のシーンはカットされてしまっています。しかし、本当は、この物語が終わって最後に映し出される水草の流れるシーンこそが、この映画の持つ本当の主旨を顕わしているように思えてきます。)

◆ 自然に対する捉え方について、惑星ソラリスの映画を見るとその視点が変化してくると思われてなりません。水や樹木の世界にしても、それは私たちの日頃の生活の中にあるものです。そしてその自然に対してどのように見つめてゆくのかということが、映画を通してなんとなく伝わってくるのです。

◆ この水草の流れを描写するということは、ゴッホの書簡の言葉で表現するのであれば次のようなことになるのでしょう。

『 日本芸術を研究すると明らかに賢者であり、哲学者で智者である人物に出会う。その人は何をして時を過ごしているのだろうか。地球と月の距離でも研究しているのだろうか。否である。ではビスマルクの政策を研究しているのか。そうでもない。

 彼はただ一枝の草を研究しているのだ。ところがこの草の葉が、彼にあらゆる植物を、次に季節を、田園の広々とした風景を、さらには動物を、人間の顔を描けるようにさせるのだ。こうして彼は生涯を送る。いいかね。彼等、自らがまるで花の様に自然の中に生きてゆく。こんな素朴な日本人達が我々に教えてくれるものこそ、真の宗教と言えるものではないだろうか。


◆ 恐らくタルコフスキーという人は、ゴッホの上記の書簡の言葉を持って考えれば、『彼はただ一枝の水草を研究しているのだ。』ということになるのでしょう。川の中に流れている水草の動きを見つめている。水草の流れがテーマを構成する一つの題材となっている。このような描写を見ていると自然観が少しずつ変化してゆくのような感じがします。

◆ 日本の映画の世界では、自然の五行の世界は表現されないけれども、このロシアの映画の世界には、自然の五行の世界が表現されていて、それを見る人に伝わってくるのです。とても不思議な感じがします。それは『君の中に眠っている水よ!木よ!火よ!』とこの映画を見る一人一人の人々の内なる五行の世界に感覚を通して訴えてきているのです。この自然の五行の世界を擬人化すれば、神話や精霊の世界が生まれてくるのかもしれません。

スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

最新記事

最新トラックバック

カテゴリ

右サイドメニュー

検索フォーム

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR