五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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ゴッホが描いたサント=マリー=ド=ラ=メールの港と        ロマ族とマグダラのマリアの伝承

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( 上記は、ゴッホが描いたサント・マリー・ド・ラ・メールの三枚の海辺の絵画、伝説ではこの海辺にイスラエルから亡命して来たマグダラのマリアがたどり着いた地とされて、この地元では様々な伝承が残されていると言う。そんなことを踏まえてこの絵を見てみると、どうして船であるヨットが描かれているのか、なんとなくわかってくるような気がします。そしてそのマリア伝承とロマ族が関わりがあるらしい・・・!?と、また下段は、サント・マリー・ド・ラ・メールのロゴマークです。 )

『 サント=マリー=ド=ラ=メール(Saintes-Maries-de-la-Mer)は、ブーシュ=デュ=ローヌ県アルル郡の都市。カマルグに位置する広大なコミューンで、サント=マリー=ド=ラ=メール小郡の小郡庁所在地(ただし、この小郡には当コミューン以外のコミューンは含まれていない)。都市の名前は「海(から)の聖マリアたち」の意味であり、この市名は後述の伝説に基づいている。

 ナザレのイエスが磔刑に処せられた後、マグダラのマリア、マリア・サロメ、マリア・ヤコベ、従者のサラ、マルタ、ラザロたちが、エルサレムから小舟で逃れてこの地へと流れ着いた。彼女たちのうち、マリア・ヤコベとマリア・サロメの2人とこれに従うサラがこの地に残った。これがこの市の名の由来であるとされる(このため、市名は「海の2人の聖女マリア」などのように訳されることもある)。ちなみに、伝説では、マグダラのマリアはサント=ボーム山塊へ、マルタはタラスコンへ赴いたとされており、それぞれの地には彼女たちにちなんだ伝説が残っている。

 観光・祭事[編集]

教会 - この地で歿した2人のマリアが眠っているとされる。5月と10月の祭り - 2人のマリアにちなむ祝日に盛大な祭りが行われる。従者サラがロマの守護聖人であったことから、ロマが大勢集まる祭りとしても知られる。』

◆ 上記文章は、ウィキペディアのサント=マリー=ド=ラ=メールの解説の全文となりますが、解説を読んでいただければわかるとおり、この港はマグダラのマリアがイスラエルから亡命してたどり着いた地とされている伝説の地であると同時に、ジプシーであるロマ族の人々がその祭事の信仰として集って来る処とされており、そのジプシー達の守護聖人とされているのが、マグダラのマリアの従者であったサラという女性であると述べられています。



 地図で見るとサント・マリー・ラ・メールの海辺は、アルルから近い距離にあり、地元では昔からマグダラのマリアが辿り着いた地としての伝承が長く残されている地域であり、プロテスタント教会の牧師でもあったゴッホが、この地域のマグダラのマリア伝承をまったく知らないで過ごしていたとは考えられず、カタリ派の流れを何らかの形で受けているロートレックが南仏にゴッホを進めたのも、そこにはマリア伝承があったからと言う背景が十分にあったと推測ができると思われてなりません。

 そしてそのようなマリア伝承のあるサント・マリー・ラ・メールの海辺で、ゴッホが絵を描いているということは、単に風景画としての海辺を描いているのではなく、当然ゴッホもこの伝説の地を訪れているのですから、その意味も含めてこの海辺を描いているのかもしれません。あくまでも個人的推測ですが・・・確か博士のご講演の中で言及されていたと思います。

 またやはりここでも不思議とロマ族との関わりという発見がありました。でもどうしてマグダラのマリア伝承とロマ族が深い関わりがあるのでしょうか?一説によると残されたカタリ派の人々の伝承をロマ族の旅芸人の人々が受け継いだからというお話もあるようです。またロマ族の守護聖人となった従者サラにしても、その出自がエジプトやインドともされていて、ロマ族との深い繋がりがあると思えてきそうな伝承が残されているようです。

ロマ族の祭り:サント・マリー・ド・ラ・メールの巡礼祭
http://jp.rendezvousenfrance.com/events/43513

サラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9_(%E3%82%AB%E3%83%AA)

参考資料
ロシア映画・マクシム・ゴーリキー原作『ジプシーは空に消える』


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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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