五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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ニーチェが『ツァラトストラ』を書いていた                                         スイス・シルス・マリア・シルヴァープラーナ湖の世界


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( でも、何故か上記のスイス山中の村の景色は、上高地や大町・白馬などの針葉樹林帯の景色と一部似ていると思えてきます。白馬では、外国人が移住しているのも、こんな雪山と針葉樹林帯の風景の似ている処にあるのかもしれません。)

◆ 上記は、ネットからのものですが、ニーチェがツァラトストラを書いていた生活環境の世界であったスイスのシルヴァープラーナ湖シルスマリア村の写真です。バーセル大学の古典文献学の先生であったにも関わらず、過去にザクセンで娼婦と接して、その梅毒に感染して潜伏期間を経て症状が現れてきて、バーゼル大学を退職してから、年金生活をしてきたらしいのです。

◆ しかしルーサロメパウル・レーとの三角関係が破綻して、破恋したニーチェは、スイス山中の宿に籠もって書き上げたのが『ツァラトストラ』とされていますが、それでもその著作を書いていた時に住んでいた世界は、人間界を越えること六千フィート( 標高千八百メートル )の高みにて永劫回帰の思想を受胎したと述べていたようにそれは、美しい高山の冷気の世界でした。( ニーチェは、インド思想の影響を受けていたショーペンハウァーの愛読者だった。)

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(  写真は、左側からロシア系ユダヤ人のルーサロメ、真ん中が、パウル・レー、一番右側はニーチェ、三位一体の人間関係の破綻後、ニーチェは、スイス・シルス・マリアにて、人間界を超えること六千フィート・1800㍍にて永劫回帰の思想を受けて、ツァラトストラはかく語りきを書く。私達はニーチェその人の住んでいた自然環境・自然風土については、感覚的には何も知らないけれども、永劫回帰の思想の背景には、とても美しい高山の世界が存在していたのたのです。)

◆ 私達多くの日本人は、ニーチェがどのような世界で思索をしていたのか知らない。人間界を超えること、六千フィートの世界とは、スイス高山の冷気の世界であり、日本人が想像することもできない美の世界であった。私達日本人は、灰色の都市のゴミだめの世界で生きている。今、ニーチェが思索していたスイスの高山世界と現実の私達日本人の都市文明の世界では、どれだけの落差があるのだろうか・・・・自然の世界と分離分裂している今の私達日本人の感覚が正常であるとだれが言えるのだろうか・・・・

◆ キリスト教倫理社会の中では、スイスの山中は、魔の山とされていて、悪魔の住む世界とされていましたが、ナザレのイエス以外の全てのキリスト教、それは母国ドイツのルターのプロテスタント思想を含めてアンチクリストとして批判していた彼にとっては、スイス山中は魔の山ではなかったのでしょう。彼は梅毒の症状改善のために薬物中毒でしたが、それでもスイス山中に籠もったのは、ヨーロッパ版仙人であったのかもしれません。

( 彼は、病気によってスイスのバーゼル大学を退職後、イタリアやスイス山中を漂白者のように放浪する生活をしており、国籍はドイツ国籍を捨て、無国籍に近い実質的にはスイス人だった。 )

◆ ヨーロッパのカトリック社会では、セザンヌが北斎の富岳三十六景の浮世絵の影響を受けて、山岳の世界が始めて絵画のテーマとなり、キリスト教倫理の世界から山岳世界が解放されたのは、印象派による絵画活動によるものとされています。それも日本から来た北斎の冨士信仰の浮世絵によって。

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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