五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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信州の自然世界 22 中部山岳国立公園 栂池自然園                枯れてしまった真っ白な樹木の美の世界  


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◆ 上記の写真も、中部山岳国立公園・栂池自然園の中の樹木の写真です。本当は紅葉のシーズンが一番綺麗であると感じますし、ミズバショウの花が咲く頃の、青々とした自然園の姿がよいと思うのですが、すでに冬季に入ると紅葉の季節は過ぎて、自然園の植物群は全て枯れてしまい、私が訪れた時には、針葉樹である栂の木のみが、深緑のクリスマス・ツリーのように樹木群が至る処に目立って冬の到来を告げていました。

◆ この枯れてしまった真っ白い樹木が山一面に広がっている光景は、とても神秘的なホワイトとブラウンの光りを放っていて美しいものです。写真の撮影が悪いので、その光景をそのまま表現できませんが、白樺の木々のように白い樹木は、たとえ成住壊空の『壊』の状態である枯れ木となっていても、その姿は『美』の世界を顕しています。ですから、ここに入るとここだけ本当に別の世界のように思えてくるのです。

◆ 特にその樹木群の背後に見える雪山は、とてもすがすがしく、本当に雪の山の世界の中には、天界が存在しているような気持ちを持ちます。特にここにはほとんど人間が作った人工物もなく、観光のパンフレットには、『神の田圃』とも記述されていますので、それは『エデンの園』と言う意味が込められているのでしょう。そのように考えれば、栂の木がクリスマス・ツリーに似ている『智恵樹』にも見えてくるわけです。


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◆ 私が、栂池を訪れた時は、すでに紅葉の季節が過ぎてしまっているために、ほとんとの観光客が少なく、それも高齢のご夫婦で来られている人々が多かったと思います。その中には何度も来られている方もいて、その方の話では、このような晴れ晴れとした天気の中で、雪山がすっきりと見える日は、そんなにないと話をされていて、珍しいと話をされていました。

◆ 私は、本当にまったくの始めての訪問であったので、栂の木に大変に興味を持ち、もっと池のある奥地まで入って見たいと思うようになりました。栂の森の中を探索してみたいわけです。と言うのは、ここに来て以前ドイツのワンダーフォーゲルのことでブログで書いた時に掲載した、ドイツの森の切手の世界が、栂池の栂の木の森の中にあるような感じがしたからです。

◆ そんなことで、神の田圃と言われている湿地帯の木製の歩道を歩きながら、遠くに見える栂の木の群を見て、気持ちは何故か昔の保育園の時代の感覚の戻ったように、何か懐かしい気持ちとなってくるのです。特に湿地帯の池の姿を見た時に、タルコフスキーのノスタルジアの映像がダブって、雪の山々や樹木や池や湖と言う世界は、もともとイデアの世界に、その本体があって、彼はロシアの風土を描いたのではなく、もっと普遍的なイデアの世界を表現しょうとしたのでないかと思えて来たのです。というのも、上記の栂池の湿地帯の池の状態とノスタルジアの映像が妙にダブって見えたからなのです。

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( 遠方に見える小さな深緑の樹木が、栂の木の群です。かすかに三角形の樹木の姿を顕しています。手前の池のようなものが湿地帯です。)

◆ 何故なら、彼が始めに想定して撮影されたノスタルジアの風景の木造のロシアの家には、女性の天使の映像が配置されていたからです。どうしてこの映像で、天使がロシアの家の前に顕されるのかわかりませんでしたが、それはその顕された世界がイデアの世界を投影している原風景なのだということを意味していたのかもしれません。

◆ つまり、あのノスタルジアの映像は、ロシアの風土を顕しているようで、実はイデアの世界の一部を投影している映像なのかもしれません。考え過ぎかもしれませんが・・・それはある特定の自然映像が、単なる自然映像ではなく、その特定の自然映像にに執着する内因の一つとして、その自然映像が、過去世の世界や過去世にいたイデアの世界の反映であるという視点も成り立つのではないかと思えて来たのです。不思議と栂池に来て、そんなことが栂池の自然風景を見ていて浮かんできたのです。でもあくまでもそれは個人的推測・妄想にすぎませんが・・・

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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