五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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浮世絵の民俗学 ◆吉原遊郭 三浦屋 花魁道中◆

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◆ 上記の写真は、前回紹介をしました日光江戸村で行われている花魁ショーの中の『花魁道中』の風景です。このような姿は、ほとんど見る機会がなくなっていますが、ちょうどこの撮影をした時期が冬の時期であったために写真から寒さが伝わってくるかもしれません。これ以前にも、相当昔に江戸村で花魁ショーを見ているのですがかなり、江戸村の花魁は、きりりとした純粋な強い芯を秘めたものが伝わってくる花魁の様子がとてもよいと思います。

◆ 身につけている着物には、龍神が描かれています。日光と言えば、徳川家康公を祭る東照宮が有名ですが、実は、この日光にも龍神信仰があるのです。花魁の中に描かれている龍神は、その龍神かもしれません。江戸幕府を開く時に天海僧正が、風水を用いて京都をモデルに江戸を切り開いて行ったことが有名です。江戸村に行った時に龍神の絵を描く若い画家の人がいました。
 

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◆ 本当は、この花魁道中の道の両側には、桜の木や燈明をともした雪洞がなければならないのでしょう。でもなかなかテレビドラマではありませんから、そのようなセットを作ることは大変なことです。ですから浮世絵の世界のままを再現することは大変であると思います。ただ、これまで見てきた中では、個人的には、江戸村の花魁は、お祭りの行事としての花魁とまた違うのでとても洗練されているような気がしました。

◆ しかし、それ以上に、想像を絶するほどに、日本の江戸時代にあった本物の吉原遊郭の世界、そして花魁道中の世界は、美的に芸術的に晴れやかで優雅で神秘的で美しかったのではないでしょうか。自然が作り出す世界と江戸時代の人々が作り出す美的感覚がマッチして、吉原には想像を絶する美的空間が顕されていたのかもしれません。現代人の倫理的判断で全てを評価できるものではなく、現代の日本人以上の美的感覚を持っていた江戸時代の人々の世界は、現在の私たちの感覚では理解できない世界なのかもしれません。
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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