五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』                                        東都 富士三十六景 駒込・八百屋お七

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( 上記の○に封じ文の家紋が、歌舞伎の世界では、八百屋お七の家紋とされているようです。その由来は、初代八百屋お七を演じた歌舞伎役者の嵐喜世三郎の紋が上記に描かれている○に封じ文であったことから、それが転化されて、八百屋お七の紋が○に封じ文とされて、お七から恋人吉三郎に恋文が渡されたと言うシンボルを顕す紋とされたようです。そのようなことで、上記浮世絵のお七の懐に挟まれている書簡には、平仮名できちと書かれているので、左側の恋人の名前は、吉三郎なのかもしれません。)

◆ 上記の浮世絵は、八百屋お七とお七の恋人で寺院の寺小姓であった生田庄之介であると思われます。またこの女性がどうして八百屋お七なのかと言いますと、ウィキペディアには、『宝永3年(1706年)に八百屋お七を演じた初代嵐喜世三郎が「丸に封じ文」紋をつけた衣装で可愛らしいお七を演じて評判になり以降「丸に封じ文」紋がお七の紋として定着する。』と述べられており、この歌舞伎の世界の八百屋お七の『丸に封じ文』がこの浮世絵の女性の着物の中に描かれているからです。

◆ 恐らくこの二人の密会のシーンは、仏教の真言の梵字のようなものが、後ろの石碑に刻まれているので、寺院の敷地内であると思われます。八百屋お七は、以前大火があった時に近郊の寺院に家族と共に避難して、そこでお寺の住職の付き人のような人であった生田庄之介と出会って、恋愛関係となったが、大火後に再び、お七が家族と共に寺院を出たので、庄之介とは別離してしまうことになった。

◆ そこで新たに自宅に戻った後に、もう一度大火が起きて火事となれば、あの寺院に退避して庄之介と会えるという思いから、自宅に付け火をしてしまい、自宅は火事には至らなかったけれど、付け火の罪によって、当時は付け火は、死罪であったために鈴が森で火刑とされたという話である。そしてその後、この八百屋お七の話が広がり歌舞伎や浮世絵の世界でも表現されて広く世間に広められることになった。

◆ 二人が出会った寺院は、井原西鶴なとが、文京区駒込にある吉祥寺ではないかということで物語が描かれているが、こちらの寺院には、八百屋お七と吉三郎の比翼塚が祀られているようです。でも、目黒不動尊にも小むらさきと白井権八の比翼塚がありましたから、恐らくここもその比翼塚がある吉祥寺であるのでしょう。



■ 嵐喜世三郎(初代) あらし-きよさぶろう

?-1713 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者。
2代嵐三右衛門の門人。八百屋お七の役を得意とし,江戸での公演の折,衣装の紋に「丸に封じ文」を使用し,それが後世のお七役の衣装の紋になった。濡事(ぬれごと)を得意として大坂,京都,江戸で活躍。喜世三郎の名は天保(てんぽう)まで5代つづくが,初代のみ有名。正徳(しょうとく)3年閏(うるう)5月15日死去。前名は花井喜代三郎。通称は嵐喜世三。( kotobankより )
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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