五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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関連映画紹介 『ジプシーは空に消える』                      原作 マクシム・ゴーリキー

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◆ 上記は一度アダムスキーのロマの問題のブログ記事で掲載しましたが、ジプシーソングがとても魅力的なので、別に掲載することにしました。ジプシーの女性には、インディオの女性のような巫女的な神秘的力を秘めています。ちなみに、主人公のラーダという女性は、タロットを使っていました。

◆ 原作はロシアの文学者マキシム・ゴーリキーで、彼が若い頃、南ロシアを放浪した時に聞いたジプシーの伝説をもとに書いたラブロマンスを映画化したソビエト映画。原作は、ゴーリキーの処女作となった『マーカル・チュードラ』の小説で、小説では、主人公のジプシーの女性【ラーダ】は【ラッダ】と表現されている。

◆ ラーダと言う怪我や病気を癒したりする神秘的な力を秘めるジプシーの自由奔放な女性と同様に束縛を嫌い個人の自由を尊重するソーバルと言う馬を盗んで売却することを生業とるジプシーの男性の悲劇的物語。とても民族色の強い映画で、ジプシーの女性たちが飾りのコインを揺らして踊る舞踊がすばらしい。


◆ また上記映画で歌われるジプシーソングは、とてもすばらしいです。you-tubeをクリックして聞いてみてください。映像は、映画広告の後に入ります。

◆ 参考資料
ロシアNOW『夜、恋人の後を慕って』
https://jp.rbth.com/arts/2015/04/07/52545



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(上記は、カルメンが働いていたされた王立タバコ工場)

 フランス人・メリメの『カルメン』の物語
 
◆ ジプシーに関する小説・映画の中で、もっとも有名なものは、メリメの『カルメン』があります。カルメンは、オペラの題材になったり、有名なビゼーの『カルメン』の曲があります。上記は、『カルメン』の映画の動画ですが、カルメンは、娼婦でありタロットを使う占い師でもあり、盗賊の一味であり、悪女で魔女のイメージが強いと思います。

『 作品では作者に仮託される考古学者がスペインで出会ったある山賊の身の上話を紹介するという体裁でカルメンの物語が描かれる。彼はカルメンという情熱的なジプシー女に振り回されたあげく、悪事に身を染めてお尋ね者となり、ついには死刑となる。

◆ 映画の中では、カルメンがホセと別れるように仕向けたのは、どうやら自分の占いの中で、自分がホセに殺される運命にあることを知ったからのようです。霊感がある女性のようです。

◆ しかも、そんなカルメンには、意外なことに『タバコ』と縁が深い女性なのです。映画の初めには、当時の王立タバコ工場の場面が出てきます。カルメンは、そのタバコ工場でシガーを巻く女工であるという設定になっているようです。


 参考資料
カルメンが巻いたシガー

また下記は、魔女のオペラ騎行様よりのカルメンについての引用文となります。)

魔女のオペラ騎行
http://blog.goo.ne.jp/j_iyeda/e/df96e1fd8e238
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 小説「カルメン」の原作者プロスペル・メリメはスペインやロシアの題材を好み、ロシアの偉大な詩人プーシキンの作品を初めてフランス語に訳した人でもある。(プーシキンは「エフゲニー・オネーギン」、「ボリス・ゴドゥノフ」の原作者としてオペラでは有名な名前である。)プーシキン以外にもゴーゴリやツルゲーネフ等のロシア文学をフランスに紹介したのがメリメだった。

 プーシキンの作品のひとつに「ジプシー」(1824年発表)という詩があり、これは内容が「カルメン」にかなり似ている。貴族のアレコがジプシーのゼムフィーラに恋し、ジプシーの仲間に加わって生活するが、やがてゼムフィーラは心変わりし、アレコはゼムフィーラを殺してしまうという話である。

 プーシキンは1820年から21年にかけて当時ロシア領であったモルドバのキシナウで追放の生活を送った際、現地で土地の人民を観察し、ジプシーの群れに交わって彼らと生活を共にしたこともあった。叙事詩「ジプシー」はこの時の体験を元にして書かれた。自然と結びついたジプシーの自由な放浪生活が、アレコの出自である都会の生活と対比して描かれている。この詩をフランス語に初めて訳したのもメリメなのである。

 ただし、メリメが「カルメン」を書いたのが1844年、メリメがロシア語の勉強を始めたのが1847年以降とのことなので、「カルメン」を書いた際にはまだメリメは「ジプシー」を読んではいなかったらしい。そのため「カルメン」は「ジプシー」の影響を受けている訳ではなく独自に書かれたものということになる。しかし、その後、1875年に発表されたオペラ「カルメン」はプーシキンの「ジプシー」との共通点が数多くあり、どうやらオペラ「カルメン」の台本作家メイヤックとアレヴィはメリメがフランス語に訳した「ジプシー」から拝借した部分がかなりあるらしい。 


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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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