五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』              江口の君と遊女の歴史

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◆ 私が初めて浮世絵に関心を持つようになったのは、江口の君の浮世絵を通してであった。その浮世絵は3枚一組の浮世絵で、江口の君と龍女と一人の歌舞伎ものの芸人が描かれていた。

◆ 私は、この浮世絵を見て、この浮世絵の江口の君がどのような意味を持っているのかわからなかった。恐らく遊女であるということはわかっていたが、この江口の君を調べるために図書館に行った。

◆ そこたで滝川政次郎著『遊女の歴史』などの古い本があり、その本の中に現在の大阪淀川付近に平安時代に江口の里があり、江口の君と言う遊女がいたことが記述されていた。

◆ 私たちは、一般的に遊女や花魁と言うと江戸時代の吉原遊郭や京都の島原遊郭を連想するが、日本の遊女の歴史を紐解くと、この流れはそれ以前の世界、すでに平安時代からずっと流れている日本の古い古層の世界なのである。

◆ すでに平安時代には大江国房の『遊女記』が顕わされ、遊女と芸能のジプシーの流れであるぐくつ族の記載がなされていた。

◆ これは日本人が忘れてしまっている日本のもっとも古層の文化の世界であり、この流れが江戸時代の浮世絵の世界まで流れているのである。もともと遊女や歌舞伎の世界は、そのような古層の世界から流れてきているものである。

◆ そしてこのような流れは一般の学校の日本史の中では記述されていない、裏側の本当の日本の歴史の流れでありその一端が江口の君の名前を通して知るきっかけとなった。

◆ 昔、そう言えば國學院高校時代に古典の先生がよく遊女と言う言葉を使用していたが、その遊女という言葉は、吉原遊郭のように籠の世界の中に閉じ込められた遊女ではない。

◆ 平安時代の遊女は、諸国を遊行していた自由人であり、今日的に表現すれば、ジフシーや旅芸人のような女性たちが、あの頃の日本の中には存在していたのである。

◆ 私はそのようなことで、不思議と江口の君を通して、もう一つの隠された日本の歴史を知ったような気がした。浮世絵の世界には、学校教育で教えられている世界とは、まったく別の世界が隠されている。


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(上記は、歌川芳虎画の美人画の花魁。花魁の着物には、普賢菩薩を意味する白象が描きこまれている。昔から伝えられてきている遊女=普賢菩薩伝承を顕す浮世絵である。)

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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