五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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夜の星空の世界を顕す黒曜石の世界

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(上記の透明性の、透き通ったアクセサリーの石が、霧ヶ峰一帯の和田峠で取れる黒曜石であるそうです。そしてそのアクセサリーの下に惹かれている黒い石も黒曜石ですが、こちらの黒曜石は、和田峠のものではなく、北海道十勝から取り寄せている黒曜石です。真ん中の写真は、花崗岩を下地に写したもので、和田峠の黒曜石に透明性があることがわかります。)

◆ 今回、黒曜石のことについて調べるために、白樺湖近郊にある長和町にある『黒曜石体験ミュージアム』を訪れてみました。白樺湖から車で10分くらいの処で、姫木平の裏手のほうになりますが、一度訪れて『黒曜石』を見てみたいと思ったのです。

◆ ミュージアムでは、やはり黒曜石が縄文時代に矢尻に使用されたということから、黒曜石を縄文時代に合わせて、矢尻と言う側面から捉えているミュージアムの構成となっていましたが、私は個人的には、矢尻や縄文時代という側面よりも、黒曜石の中に、夜空の星の世界が鏤められた世界と感じていたので、できれば黒曜石を使用した様々なアクセサリーや工芸品などの展示を期待していたのですが、黒曜石で矢尻ということで、美術工芸品の展示がありませんでした。

◆ 実は、以前、長野県・新潟県流域の糸魚川・姫川で産出される『姫川薬石』を拾いにいった時に、その姫川薬石の中に顕されている石の紋様を見た時に、その紋様が木星の天体の紋様に大変似ていたので、それから鉱石や石の世界の紋様の世界には、天体や宇宙の世界が反映されているのではないかと思うようになってきたのです。


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( 上記は個人的に購入したものですが、和田峠のものは、石に透明性があって、下地の北海道産の黒曜石を透かしてみることができます。本当は、原石を探しにゆきたいのですが、和田峠のものは、もうあまりなく、探すよりもネットで購入したほうが早いと言われてしまいましたが、いろいろ現在では規制もあるようですが、やはり採掘して原石がほしいものです。)

◆ それで実際に、ネット検索で黒曜石を調べてゆくと、黒曜石の世界の中に、星の世界を感じている人々はかなり多く、現実に工芸品として販売されているものの中には、黒色の色彩美の中に小さな星の世界が鏤められている石や鉱石があるのです。そのようなことで現物を見てみたいと思ったのです。

◆ ところが、ミュージアムには、原石そのものの展示というよりも、やはり縄文時代に作られた実際の黒曜石の矢尻の展示品がほとんどなのですが、しかし、その矢尻と言えども、馬鹿にできないほどの星の世界が、黒色彩の矢尻の刃の世界に残されているのです。そしてその小さな星くずの世界が、ケース内の照明の光を受けて輝いているのです。それは微妙で微細な世界なのです。

◆ そのような事で、ミュージアムで買った『黒曜石の原産地を探る』と言う本の中には、次のような興味深いことが書かれています。以下は少し長文の引用となりますが、多くの人々が感じてきた黒曜石に対するイメージなのです。

  星屑という名前

『 長野県長門町の鷹山地区には、黒曜石の産地に「星屑峠」という不思議な地名が残っています。この星屑峠は、霧ヶ峰火山帯の東北端に位置し、近年の調査によって、隣接する和田峠と並ぶ、重要な黒曜石の産出地の一つとして注目されるようになったところです。

星屑という言葉は、非常にインパクトのある響きですが、これがまさに、キラキラ輝く黒曜石のことを指し示しています。地元のおばあちゃんたちの話では、星屑峠は、流れ星が降り積もったところであると小さなころから聞いて育ち、また別名では「お天道様のハナクソ」とも呼んでいたとのことです。

 いずれの言葉も、黒曜石がたくさんとれる原産地ならではの表現ですが、星という文字には、身近なものでありながらも、遠い地域へと大切なに持ち運ばれていった、その不思議な魅力に対する思いも込められていたようです。

 星屑とという言葉がいつのころから使われるようになったのか、その起源は明らかになっていません。しかし、江戸時代後半に書かれた「会津石譜」には、黒曜石の方言としてこの言葉が紹介されており、かなり古くから広く使われていたようです。(以下略)

 黒曜石の割れ口は太陽の光を反射してみごとに輝き、さらに、薄く割りとられたカケラを透かしてみると、半透明の中に光が屈折してひろがり、昔の人が思わず、それを星のカケラといってしまった気持ちがよくわかるような気がします。』

◆ そのようなことで黒曜石とは、縄文時代の矢尻というよりも、黒色彩の石の中に小さく無数に光り輝く夜の星空の世界が顕されている世界なのです。

黒曜石体験ミュージアム・星屑峠黒曜石鉱山
http://www.hoshikuso.jp/modules/museum/index.php/category0009.html




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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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