五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』              小むらさき 白井権八の比翼塚

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(上段の浮世絵は、『恋合尽 小むらさき 権八』下段の浮世絵は、『立見 白波六歌撰』で白井権八が虚無僧の姿をしています。権八は、吉原遊郭の小紫に会うために辻斬りでお金を盗んでいて、町奉行に追われていたが目黒不動近くの僧・随川に匿われて、仏教の教えを受けて改心して虚無僧となって、殺人の犯罪を犯した郷里へ戻ろうとした。その時の姿が下段の虚無僧。)

◆ 先日、東藝術倶楽部の野外セミナーで、一番最後に目黒区にある目黒不動尊の入り口付近にある白井権八と吉原遊郭の花魁・小紫の比翼塚を訪れました。都内には無名の遊女塚が数多くあると思われますが、目黒不動尊の入り口ということもあるのかもしれませんが、大変に塚が整備されていました。

◆ やはり歌舞伎や浮世絵の世界のテーマとして現在までも日本人の意識の中に伝承されて現在まで来ているので、京の島原遊郭の夕霧太夫や吉原遊郭の高尾太夫のように、小紫の権八に対する花魁の義の物語が伝承として現在まで伝えられてきているのです。

◆ 下記は、小紫と言う源氏名についての来歴が述べられている遊女名鑑というサイトよりの引用となりますが、この隆慶一郎ワールド・遊女名鑑には、様々な花魁や太夫について詳しく書かれているので、大変参考になるので引用させていただきました。

『 小紫(こむらさき)

江戸新吉原の太夫。三浦屋抱え。濃紫とも書き、『久夢日記』によれば「こむらさき」という太夫の名乗りは三代あったという。この花街(吉原)にも昔は随分すぐれた女がいた。例へて見れば、寛文頃の遊女小紫である。彼女は和歌の道に達し、よくその道に精進して、心ばへも優しく風雅であったため、世上では、石山寺の観世音で源氏六十帖を編集した才女紫式部にも似たといふ評判で、小紫といふ名はそれから出たといふ。江戸の小紫の花起請文、葉守の神かけてなどいふ文章は有名である。(『江戸時代の猥談』)
 
▲延宝五丁巳年、遊女とて操の正しき誣べからず、爰に新吉原三浦屋四郎左衛門がかゝゑに、濃紫といへる三代あり、二代目のこむらさき、賊平井権八にあいなれしが、権八悪事露顕ありてめしとられ、品川におゐて御仕置に仰付られしが、由緒のものその遺骸を、目黒の里こもそう寺昌東寺にほうむりて、一堆の主となしぬ、しかせし後こむらさきは、何気なき風情に苦界して、ある豪夫に親しみ、ついに請出されぬ、濃紫はその請出されし夜に、そこなる宿をぬけ出目黒へ行、権八が墓前にて自殺したり、自殺の後ところにて、その意趣をしれるものふびんがりて、権八が墳に双てほうむりたり、これを目黒の比翼塚とて、世によくしるところなり、賊とはしれど連理の誓ひをうしなわず、死をもって報ず、遊女の貞操、このかぎりにはあらねども因に爰に記す。(『久夢日記』)( 隆慶敬一郎ワールド・遊女名鑑より引用 )                                                 

隆慶一郎ワールド・遊女名鑑
http://yoshiok26.p1.bindsite.jp/bekkan2/cn20/pg571.html
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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