五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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信州の自然世界⑥ 白樺湖畔の世界

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◆ 上記は、長野県茅野市にある白樺湖畔の風景です。 今回、リフォーム講習会と言うことで白樺湖を訪れました。これまで白樺派の初期に大きな影響を与えてきたドイツの画家であるハインリヒ・フォーゲラーについて述べてきましたが、美術雑誌・白樺の創刊号で描かれている白樺の木の背景に描かれている湖畔の世界とは、この長野県の白樺湖のことを意味しているのでしょうか。

◆ 何故なら、その背景となる湖を取り囲む山や木々の姿が、この白樺湖畔の姿に大変似ているからです。特に背景の山々は丸い丘のように描かれているのが、現実の白樺湖の姿にとても似ているからです。実際には、白樺湖が作られてきたのは、後々のことですが、ただ山々が丘に描かれているのは、現地の姿と大変似ているのです。また白樺周辺は、白樺の樹木が多い処で、もともと蓼科大池と呼ばれていた池が、白樺の樹木が多いことから、その名称が自然と白樺湖と呼ばれるようになったと言われています。

◆ しかし、白樺派の名称について考えてみるのであれば、もともと白樺派の白樺とは、上記ドイツの画家フォーゲラーが、ドイツの農村で、白樺の樹木が多く茂っていた湿地帯・ヴォルプスウェーデ地方の民家を買い取って、その民家をユーゲントシュティールの様式にリフォームして、自らの邸宅とアトリエをバルケンホフ・白樺の館と呼んだことが始まりなのです。

◆ 初期の白樺派のメンバーである柳宗悦・武者小路実篤・児島喜久雄などは、ドイツ語に堪能で、フォーゲラーのこのような芸術村の影響を深く受けていたのです。フォーゲラーは、一般的には画家と呼ばれていますが、実際には、建築を含む総合インテリアデザイナーであって、廃屋のような民家を彼自身のデザイン力によって、日本の浮世絵の装飾的デザインに大きな影響を受けているユーゲントシュティールという芸術的な付加価値を創出しています。

◆ 今回、このような白樺湖畔でリフォームの講習会がありました。これまで住居などのリフォームの現場に携わったことのまったくない私にとっては、始めての体験となりました。ただ、付加価値の低くなってしまったものに対して、人の手を加えて、反対に付加価値の高いものを創ってゆくという作業、つまりリサイクルの精神については、現実に体験をしたことのない私にとっては、今回の講習会は、大変興味を持つことになりました。
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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