五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』         端午の節句・菖蒲と三浦屋高尾

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( 上記は、端午の節句の花である菖蒲とゴッホがコレクションをしていた有名な浮世絵の一枚である三浦屋高尾の浮世絵です。この高尾太夫の左上には、端午の節句の花である菖蒲の花が描かれています。下段は、薬玉全図です。薬玉とは、邪気を避けるためのもので、よくお見舞いの時に、薬玉を作った記憶がありますが・・・) 

◆ 端午の節句について『節句の古典・桜井満著』には、次のように書かれています。
『「節句」とははじめの午の日のことであるが、やはり中国で早くから五月五日に固定しており、「浴蘭節」といい、また、ヨモギの人形を門戸にかけ、菖蒲酒を飲むという民俗があった。

 五月はサツキすなわち田植えの月であって、早乙女が物籠りる時期である。端午には古く奈良時代から菖蒲のカズラをし、「薬玉」を飾っている。カズラは神事に奉仕するもののしるしであり、薬玉は邪気を避け長寿を祈る中国の「長命縷」に学んだものとみられる。また、菖蒲や蓬を屋根に茸いたり軒にさしたりするのは、平安朝以来のことであって、「食わず女房」の昔話にこれが邪気を払うまじないであることを説いている。

 また菖蒲を湯に入れて沐浴し、邪気を払うという風は室町時代以降のことらしいが、こうした特別の湯に入るのはほかに冬至の「柚子湯」があり、神を迎えるための禊ぎの名残りであろう。日本の国は湿度が高いので、風呂好きが多いが、とりわけ江戸っ子のひとっぷろ浴びる心には、禊ぎの精神に通じるものがある。』と。

◆ 五月五日と言うと世間では子供の日となって、様々な催しがありますが、一度その端午の節句の持つ民俗学的な故事来歴を別の角度から調べてゆくと、また別の見方ができるのかもしれません。そこには、陰陽五行や易経の世界が深く関わりを持っています。江戸時代以前の人々は、そのような自然観の世界に生きていましたので、それが浮世絵の世界に断片的に残されているのです。

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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