五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』         節句・弥生・雛祭り

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◆ この二枚の浮世絵は、上下ともに雛祭りの様子を描いた浮世絵です。実は上の浮世絵は、はぐれの浮世絵で、本当は両端に、雛祭りの雛壇が飾ってある絵が横に連なっていると思われますが 画面の上の方には、お内裏様が描かれています。また下の浮世絵には、雛壇はなく、右上に流し雛が描かれています。

◆ もともと今日の雛祭りの形式である雛壇を三段・五段飾りにして、(一段目・お内裏様、二段目・三人官女、三段目・五人囃子)雛壇の中に『平安貴族』の姿を顕して、将来そのような世界に縁して入れるように、祝うようになったのは、江戸時代になってからで、それ以前には、下段の浮世絵にあるように平安時代には流し雛の様式のようでした。

◆ 私は以前、ある人形を制作している人と浮世絵を通して知り合ったことがきっかけで、いろいろと古い人形から、新しい人形まで見せていただいて、いろいろとお話を聞く機会がありましたが、やはり、古い人形を見ると何か魂が宿っているような霊気のようなものがあり、商品として販売されているものと美術品のようなランクのものでは、全然顔の表情が違いました。

◆ そのような世界であっても、節句ということから、その人の話では、江戸時代の人々の生活様式は、道教の『陰陽五行』の中で生活をしていたと話をしていました。雛祭りもそのような中に位置づけをされていて人形神社を造る話をしていました。

◆ 陰陽五行と言うと、占いの世界の迷信の世界のように見られてしまいますが、確かにそのような側面があるにせよ、陰陽五行は、自然の活動の動きと深く繋がっている世界であり、その自然観が生活の中の隅々まで入っていたのです。雛祭りもそのような流れの中に位置づけられているものなのです。

◆ その人は、今の日本人はそれを忘れてしまったと述べていましたが、私はそのような話しを聞いて、その人の中に『仙人』がいるように思えてきたのです。つまり雛祭りの中にも実は、陰陽五行や易経の道理の世界が隠されているようなのです。(調べてみると、五行循環・吉野 裕子著という本の中で、雛祭りの中には、陰陽の出会いである【天風こう】の道理が隠されていると言う。)

◆ 私達がこの『陰陽五行』や『易経』を理解するのはどうしても書物を通して文字の概念として知識として理解しょうとしますが、昔の人々は、自然との繋がりの中で、自然的に感覚を通して理解していたので、それを深く体験してゆくと、陰陽五行とは、人間の人体と自然世界と天体・惑星の繋がりを広く深く内側から結びつけるもののようです。
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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