五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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雑誌『白樺』の表紙と                                   ドイツ人画家・マックス・クリンガー

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◆ 上記『白樺派の愛した美術』の図録による説明では、美術史家・児島喜久雄氏が描いた白樺創刊号の表紙にある白樺の木のイラストは、上段の絵画であるドイツの画家・マックス・グリンガーの影響を受けて描いたものとされています。 動画はマックス・グリンガーの作品です。グリンガーについては、下記の【ノラの絵画の時間】様のブログに大変詳しく述べられています。掲載させていただきました。

ノラの絵画の時間
http://blog.livedoor.jp/kokinora/archives/2014-10-26.html

◆ 武者小路実篤や志賀直哉、そして児島喜久雄などの白樺派の人々は、白樺が創刊される以前から、ドイツの画家であるマックス・クリンガーやハインリヒ・フォーゲラーなどのドイツ・アールヌゥーボー(ユーゲントシュティール)の画家たちの影響を受けていて、クリンガーやフォーゲラーとの書簡での文通をされていました。

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■ ドイツ版アールヌヴォーとも言える雑誌『ユーゲント』表紙(1896)とそのデザイン

◆ 私たちは、白樺派というと日本に印象派の画家達を紹介した人々と理解していますが、その流れの始めの底辺には、ドイツのジャポニスムであるユーゲント・シュテイールの流れを汲む画家たちの大きな影響を受けていて、それが後々の武者小路実篤などの『新しき村』と言う芸術村の流れを生み出してゆく底辺となっているようです。

◆ つまり、白樺派は、『白樺』と言う樹木の特色そのままのごとく、ヨーロッパの北方の世界にあたるドイツやロシアのトルストイの世界などの影響を受けていると思われてなりません。そしてその底辺の上に、印象派の流れがあるように思えます。

◆ 何故なら、ドイツのアールヌゥーボーであるユーゲントシュティールの美術様式にしても、その源は、フランスの印象派の画家達から始まって、その中で、ヴィセント・ファン・ゴッホがジャポニスムの影響をもっとも影響を受けた北方の画家ですから、白樺派の人々が、その始まりの画家に時間の流れとともに辿り着いたということになるのではないでしょうか。
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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