五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である』            源氏絵・玉鬘(二十二)   

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◆ 上記は、三代歌川豊国・源氏絵・玉鬘です。玉鬘は、光源氏の愛人であった夕顔の一人娘の名前です。下段は、ヴィセント・ファン・ゴッホが描いた『永遠の仏陀の素朴な崇拝者』の自画像です。ゴッホは、日本の浮世絵・源氏絵を四百枚以上コレクションしていました。そしてナザレのイエスの解決ではなかった問題を解決しょうとしていた人です。ゴッホのテオに対する書簡の中には、日本主義の宗教観が述べられています。

『 日本芸術を研究すると明らかに賢者であり、哲学者で智者である人物に出会う。その人は何をして時を過ごしているのだろうか。地球と月の距離でも研究しているのだろうか。否である。ではビスマルクの政策を研究しているのか。そうでもない。

 彼はただ一枝の草を研究しているのだ。ところがこの草の葉が、彼にあらゆる植物を、次に季節を、田園の広々とした風景を、さらには動物を、人間の顔を描けるようにさせるのだ。こうして彼は生涯を送る。いいかね。彼等、自らがまるで花の様に自然の中に生きてゆく。こんな素朴な日本人達が我々に教えてくれるものこそ、真の宗教と言えるものではないだろうか。

 日本芸術を研究すれば誰でももっと陽気にもっと幸福にならずにはいられないはずだ。我々は因習的な世界で教育を受け仕事をしているけれども、もっと自然に帰らなければならない。』

◆ ゴッホのこのような日本芸術の自然観が、これまでのヨーロッパ人達が持っていたカトリック教会の自然を悪魔の世界と見なす自然観を変えて、それがアールヌゥボーなどの自然の植物や動物などをデザインとした日本人の持っていた自然観を土台とした新しい芸術・美術の様式を生み出して、フランスから始まった日本主義の流れが、隣国ドイツにも大きな影響を与えたのではないでしょうか。ジャポニスム・ユーゲントシュティールとドイツのワンダーフォーゲルは、どこかで繋がっているような気がしてなりません。
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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