五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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ドイツ・ワンダーフォーゲルの思想①

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( 上記は、『世紀末ドイツの若者・上山安敏著』の書籍で、ドイツのワンダーフォーゲルの歴史について詳しく述べられています。また下段の画像は、ヨーロッパのドイツ・樹木・森林切手です。そして一番下は、ユースホステルの歴史より、ワンダーフォーケルの情景ですが、少女達の後方には、針葉樹林帯が見えます。 )

◆ 以前、80年代にドイツ緑の党の活動が、日本でもその情報が流れて日本でもエコロジーブームが起きた時にこのドイツのエコロジー政党の背景や民族的バックグランドについて、調べ始めた時にドイツという国の中にはキリスト教化される以前は、『汎神論』の国であったということがわかってきた。

◆ たとえば、ハイネなどが記述している『ドイツ古典哲学の本質』『流刑の神々・精霊物語』などを読むとドイツ人が本来持っていた自然信仰の神々は、キリスト教によって悪魔に作り替えられてしまったと述べられている。

◆ またそのようなドイツ起源のワンダーフォーゲルについて調べてゆくと、日本の場合には、ワンダーフォーゲルというと始めに浮かぶイメージとは、大学のワンゲル部で登山をするクラブというイメージが先行してしまい、それは現在でも変わっていないワンゲルのイメージである。

◆ しかし、このワンゲルについて調べてゆくと、日本では登山というイメージ・山クラブというイメージが先行したためか、ドイツ起源のワンダーフォーゲルについての詳しい情報があまりないと言える。しかし、もともとのドイツのワンダーフォーゲル運動には、ドイツがキリスト教化される以前の汎神論の信仰があった。

◆ ワンダーフォーゲルについては『世紀末ドイツの若者・上山安敏著』という本の中には、その社会的背景や歴史について詳しく書かれている本であるが、それによるとワンダーフォーゲル運動とは、単なる山登りやハイキングではなく、それはドイツ人・アーリア人の民俗学と深い繋がりがあることがわかる。下記から、少し長いですがその本からの断片的な引用です。

『 大ベルリンの郊外から一団の若者たちが、古い町並みから深い森の中へ、湖や川に沿って農家のある村々へ、古い民謡を歌いながら歩く風景が見られた。ちょうど19世紀から20世紀に変わろうとした時期である。これも19世紀末の現象と言えるだろう。彼らはワンダーフォーゲル渡り鳥と自称したが、、その名前が決まる前に、この風景は、すでに周辺の町や村で見られるようになった。あっという間に若者の風俗現象と考えられるまでドイツの北部に広がりを見せたのである。』

『 ベルリン、ハンブルグという北部の大都市の周辺のこの若者たちは、南帰志向がある。ミュンヘン、オーストリア、チロルへの憧憬がある。北ドイツの人々の集合心性というべきものだろう。南行への旅行は、かつての若いロマンティカーが南に行ったのと同じであって、若者は啓蒙の首都から、産業化された文明の中心ベルリンからフランケン地方やベーメンの森に脱出しょうとしたロマンティカーと同じ心情であった。』

『 彼らは、村々を歩き回り、自分らで貧しい食事を煮炊きし、夜は輪になって民謡を歌う、キャンプファイアをしながら歴史を話し合う、そこで夜営するか、農家の納屋の藁の中で寝るか、或いは淋しい人気のない干草の山の中で睡眠をとった。彼らは都市を避け、城跡や丘、城壁や塔や、いわれのある中世の文化のロマンティッシュな霊気の漂う場所を探し求めたのである。』
  
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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