五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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島原遊郭・吉野太夫と法華経信仰

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■ 島原遊郭・吉野太夫と法華経信仰 ■  

◆ 上記は、伊藤深水の吉野太夫です。吉野太夫は、吉原遊郭の高尾太夫、島原遊郭の夕霧太夫と並んで、日本の名妓のトツプ三人の中の一人で、京都島原遊郭の太夫です。先日のセミナーの中で博士の話の中で言及されていたので参加された方はすでにご存じのことと思われますが、実はこの吉野太夫は、法華経の信仰を持っていた人で、京都の日蓮宗の僧侶・日乾上人(吉野伝では、日経上人)に帰依し、法華経の信仰に入り、常照寺という寺院に自らの財を叩いて山門を寄贈している人なのです。



◆ そして26歳の時に京都の豪商・灰屋招益( はいや・じょうえき )に見受けされているのですが、その身請けした人・灰屋招益( はいや・じょうえき )は、本阿弥光悦の甥光益の子で、幼少の頃に京都の豪商灰屋(本姓佐野氏)紹由の養子となった人のようです。そして太夫との結婚生活は長く続かず、太夫は38歳で死亡。招益は、太夫の供養のために法華経書写の経典を残しており、現在それが文化財として残されているようです。

◆ また本阿弥光悦は、法華経の信仰者で江戸時代初期に、王朝文化復活のために京都に光悦と志を共にする法華経の信仰者の人々と共に芸術村を作った人のようです。博士の話では、本阿弥光悦は、将来この日本に到来する法華経の中で説かれている久遠の人のために、自ら芸術作品を残したとされています。(ヴィセント・ファン・ゴッホも同じように将来日本に到来する救世主のために自らの絵画を残したのと同じです。)そのようなことでこのような本阿弥光悦の流れと間接的にでも縁がある吉野太夫は、法華経と縁があり、不思議な感じがします。

◆ 昨年、私は夕霧太夫のことを調べるために、京都の嵐山嵯峨野や島原遊郭などを調べに行きましたが、これまで、吉野太夫が法華経信仰を持っていたことを知りませんでした。また遊女記や太夫伝の中で、法華経の信仰をしていたということがはっきりと文献に記録として残っているのは、吉野太夫だけではないでしょうか。遊女や太夫がどのような信仰を持っていたのか、述べられている文献はあまりないのです。

◆ また下記の吉野伝を読むと、吉野太夫は、8歳の頃から『かむろ』として太夫に付いて諸芸などを学んできた人と推測できますが、出雲の守が幼い太夫の人相を見て、この子供がどのような人物となるのかその占いの話を聞くと、同じのような話を以前にも聞いたことがあるので、吉野太夫は、幼い頃から普通の人と異なって優れた相を現していたのではないでしょうか。何一つ化粧もせずとも、他の遊女や太夫を圧倒するほどの人のほどで、遠く中国まで、その名が届いて、太夫に手紙が届けられたなどという逸話からも、やはり常人ではなかったと思います。

( 下記は、湯浅経邦著・文献資料室・吉野伝の一部です。現代語訳を探しましたが、どうもないようです。内容は、島原遊郭の来歴についても説明されています。) 

 参考文献・資料 吉野伝

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
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