五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』               源氏後集余情 紅葉乃賀・第九の巻

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( 歌川豊国画 1858年 安政5年 )

源氏絵とは、源氏物語絵の略称である。『源氏物語』自体は、平安時代末期に紫式部により執筆された日本最古の長編恋愛小説であり、全体で54帖から成っている。

主人公・光源氏の一生が「桐壺」から「幻」まで、光源氏亡き後の子孫の物語が「匂宮」から「夢浮橋」までという構成になっている。この『源氏物語』を題材にした絵画を総称して「源氏絵」といい、絵巻物や屏風、扇面などに描かれている。

この『源氏物語』も600年後の江戸時代も後期ともなると既に古典となっており、題名は知っていても、その雅びやかな王朝文化を伺い知る者は少なくなっていた。

そのような中で1829年(文政12年)に刊行された柳亭種彦による長編の合巻『偐紫田舎源氏』4編38巻の挿絵を歌川国貞が毎ページ描いたことによって大衆の間に広まり、豊原国周ら多くの浮世絵師によって描かれた。

それらは『源氏物語』をパロディ化し、足利光氏に仮託して江戸城大奥絵巻を繰り広げるという趣向のもので、大奥の風刺物として大いに反響を呼んだ。大奥における将軍の享楽生活を思わせる絢爛豪華な浮世絵版画が多数出版され、当時の婦女のファッション及び歌舞伎にも大きな影響を与えている。

国貞は秘画にも長じており、アングラ版の「源氏物語」も華麗なことで知られている。幕末の浮世絵師で、源氏絵を手がけなかった者は一人もいなかったと言っても良い位に、この大奥風の風俗画が大流行し、明治期の官女風宮廷絵画にまで影響を与えた。( ウィキペディアより掲載 )

◆ 上記は、ウィキペディアよりの源氏絵についての概要ですが、私たちは、一般的に紫式部が顕した文学としての『源氏物語』や源氏物語絵巻の存在については認識していますが、浮世絵のジャンルの分野の中に『源氏絵』と言われるジャンルがあるということは、あまり知られていないのかもしれません。

◆ 源氏物語が現在、世界中の人々に愛読されて、世界中の人々が世界で最古の日本の平安時代の女流文学について研究を行い、そしてこの日本でも源氏物語が大変うブームとなっているなかで、この紫式部の源氏物語に付随して、江戸時代に多くの美しい源氏絵の世界が浮世絵として顕されていたということを、新たに発見して、その源氏絵に関心を持つということは、日本人として必要なことではないでしょうか。

◆ 何故なら、日本の浮世絵を400点以上もコレクションをしていた後期印象派の画家、ヴィセント・ファン・ゴッホの集めた浮世絵の世界の中には、この源氏絵の浮世絵が多数含まれていたからです。ゴッホは、源氏絵の世界が好きだったのかもしれません。

◆ でもこのようなことも、あまり一般的に私たち日本人は知らないのです。むしろ海外の浮世絵研究者やゴッホ研究者のような専門の美術関係者しか知られていないことかもしれません。源氏物語の生みの親の国である日本に住む日本人が、実は源氏絵の世界を知らないということなのかも知れません。

◆ そのようなことで、より多くの人々に、源氏物語と共に源氏絵の世界に関心を持ってもらえればと思っています。何故なら、ゴッホが求めた理想の世界である日本とは、実はこの源氏物語であり、源氏絵の世界であったからです。

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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