五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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ロシア映画 『ノスタルジア』と『惑星ソラリス』                                宇宙空間と自然のふる里の館を結ぶ宇宙哲学の世界

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◆ 上記の画像は、惑星ソラリスのステーシヨンの画像とソラリスの海に顕されてきたクリスの地球上の自然の湖水と森に囲まれた家の映像になります。そして一番下の画像は、ノスタルジアの主人公ゴルチャコフの湖水と森のあるふる里の自宅となります。これは、タルコフスキーの映画の中で共通して顕されているロシアのふる里の世界の原型である館・ダーチャを意味しています。

◆ 映画の世界では、ソラリスの宇宙空間の世界とソラリスの海の世界に顕されてきた世界は深い繋がりがあります。それはある意味では、宇宙空間と地球上の自然世界とは、分離分裂して存在しているのではなく、宇宙と地球の自然世界は深い繋がりがあるということを、惑星ソラリスの映画では示しているのです。そしてその繋がりとはノスタルジアのような自然の山水画の世界の中に住むということを意味しているのかもしれません。

◆ 私たち日本人は、あまり深く考えませんが、ロシアの映画の中には、このような宇宙と自然が繋がっているという世界観が顕されている映画があるということなのです。このような映画はアメリカにも日本にもなく、そのような視点そのものがありません。しかし、ロシアの映画の中には、タルコフスキーの映画の中には、宇宙と自然の世界が深く繋がっているという世界観を顕している映画があるということです。

◆ 以前、五井野正博士の講演会の中で、次のようなお話がありました。それは、宇宙に一番近い世界が自然の世界であるそうです。そのようなことで自然の世界の中に庵を造るということは、その庵の中で宇宙の生命を感じるということに繋がっているということをお話をされていました。つまり自然の世界の中の庵でもある館の世界に住むことは、宇宙に繋がっていることを意味しているようなのです。

◆ また次のようなお話がありました。これはロシアの宇宙飛行士で、学校の教科書の中にもその名前が記載されているアレクセイ・レオーノフ氏と言う歴史的なロシアを代表する宇宙飛行士の方と五井野正博士が対談の中で話されたことのようなのですが、実は地球から宇宙に出て、宇宙空間を体験した宇宙飛行士達は、地球に戻ってくると地球の自然の世界との接触の重要性が感覚を通してはっきり解ってくると言うのです。

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( アレクセイ・レオーノフ氏はソビエト連邦の軍人・宇宙飛行士で、1965年に世界で初めて宇宙遊泳を行った人です。 )

◆ そして地球上では、自然の世界の中にあるふる里の世界の家に住むということが、そのまま宇宙空間の世界に繋がっているということを体験として感覚を通して、宇宙飛行士達は体験談を述べているということなのです。たとえば、日本の宇宙飛行士でロシアの宇宙ステーション・ミールに同乗した秋山さんも、地球に戻ってきてから、自然と接する農業の仕事に転向したように、宇宙空間とは、日本の知識人が考えるような虚無の世界ではなく、人間にメッセージを与えるものであるということなのです。

◆ そしてロシアの宇宙飛行士達は、人間は、地球上の自然の世界の中で、自然と結びついて自然を通して宇宙空間と繋がっているのだということを学んでいるというのです。そしてこのようなロシアの高名な宇宙飛行士であるレオーノフ氏が述べられた宇宙哲学と博士が示された『ふる里村情報』の館の思想が深く結びついているということなのです。

◆ 私は講演会の中で上記のような博士のお話を聞いて宇宙空間とは、日本の学校の教科書や大学の教授が述べるような物質的な虚無の空間の世界ではなく、むしろ仏教的な般若心経のような世界が宇宙空間の本質であるとのだと思うようになりました。つまり人間が宇宙空間に出ると、宇宙空間は人間に何かを伝え悟らせるような生命ある英知を秘めている空間であるということなのです。

◆ そしてそのような宇宙の空間と自然の世界の中にある庵の館の世界が繋がっているということを、ロシアの宇宙飛行士達が体験として感覚を通して理解しているというお話は、本当に宇宙哲学の話でもあり、私はこのような話しを聞いて大変驚いたのです。そして『ふる里情報』の中に書かれていた、自然の中に住んでいると他の天体に住んでいる天界人が見えてくるというコメントは、本当の話であると思うようになったのです。

◆ そしてこのようなことを踏まえて、もう一度『惑星ソラリス』や『ノスタルジア』の映画の中に顕されている自然の世界の中にある館の映像の持つ意義について考えてほしいのです。このロシア映画の世界に顕されている山水画の世界の中の庵の世界は、いったい何を意味しているのでしょうか? 

◆ 私は一連のタルコフスキーの映画の流れを見るときに、レオーノフ氏が説明された宇宙哲学の思想がどうしてもタルコフスキーの映画の世界の中に流れていると思わざるを得ないのです。何故なら、その山水画の映像の世界には必ず『館』である『庵』が表現されているからなのです。つまりもしそれが事実であるのなら、ロシアの宇宙飛行士達によって地球上にもたらされた『宇宙哲学』は、ロシア芸術の世界に流れているということの証でもあるからです。

  追記

 『ザ・フナイ 2010年3月号』の五井野正博士の記事の㌻132~136にかけて、宇宙空間と芸術・絵画との関係について、ロシアの宇宙飛行士レオーノフ氏について書かれている箇所があります。レオーノフ氏は、地球に降りてから、画家になられたようです。また宇宙と芸術の関係について、五井野正博士の他ではけして知ることのできない貴重な宇宙哲学とも言える内容が述べられています。

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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