五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』               アイヌの錦木伝説と花魁・大黒屋錦木

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◆  この一枚の龍の着物を着る花魁の浮世絵は『大黒屋錦木』の絵です。以前にテレビ朝日の番組で印象派の画家ヴィンセント・ファン・ゴッホの『隠された浮世絵』と言うテーマで放送されていました。

◆ それはゴッホの描いたジャポニスムの絵画の一枚である『花咲く梅の木』の絵の周りに描かれている『日本文字』が、この大黒屋錦木の文字です。そして五井野正博士は、この日本文字の謎を解明をされた方です。

◆ 実は昨年、東藝術倶楽部主宰の勉強会で、この錦木がいた『江戸町一丁目』を探訪するために、現実の吉原遊郭があった台東区千束4丁目に行くことになりました。

◆   そこで気づいたことですが、実は浅草観音の裏通りに『千束通り』があり、この通りが吉原に通じているのです。

浅草・千束通り】商店街、地図上では千束通りの左上に、吉原大門があり、【江戸町通り】と【仲之町通り】が交差する四角の区域が吉原遊郭のあった処です。

◆ このことは、テレビ朝日でも指摘されていたことですが、もともとこの『錦木』と言う源氏名は、アイヌの錦木の逸話に由来しています。そしてそれは求婚の話なのです。

◆ それは東北のアイヌの世界では、男性が女性に求婚する時には、一日一本ずつ錦木を持って女性の処に通い、その錦木が千本になったら、つまり千の束になったら、求婚の願いが叶うと言うことで、千束の錦木という逸話が生まれたとされているのです。

◆ ですから、このようなアイヌの錦木の逸話が当時の吉原遊郭に流れ、花魁や遊女たちの源氏名に『錦木』の源氏名が使われ、その遊女が千回通われて、求婚されて見受けされるという願いが、この錦木の源氏名に託されたのかもしれません。

◆ そのようなことで、現実の浅草観音裏手から千束通りが吉原まで続いているということは、たとえ偶然の産物にしても錦木の源氏名を知る人にとっては、偶然に思えないものを感じると思います。

◆ テレビ朝日の番組の中では、ヴィセント・ファン・ゴッホがこの錦木の浮世絵を持って、このように文字として描くことによって、日本のアイヌの世界とヨーロッパのキリスト教世界のゴッホとの不思議な結びつきが生まれたのだと述べていたのを憶えています。

◆ でも、この一枚の錦木の浮世絵は、ゴッホコレクションの四百枚の浮世絵の中にはどうやら入っていないようなのです。以前博士の藝術講座の話の中では、それはゴッホがいつもこの浮世絵を身に持っていたからではないかと話されていました。

◆ 恐らくゴッホにとって龍女の浮世絵は、特別な意味と思い入れがあったのです。錦木伝説について調べたい人は下記の資料が参考になるかもしれません。

  定本 柳田國男集 第十五巻 婚姻の話(錦木と山遊び) 

( 下記は、錦木の絵図 )
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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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