五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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橘姫・天寿国繍帳考察


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( 上記は、聖徳太子妃の一人である橘姫が草案して作ったとされる『天寿国繍帳』です。下段の亀のデザインは、その刺繍の中に書き込まれている文字を背負っている亀の文様を顕していて、これは古代中国の亀が書籍を背負って顕れたと言う道教的な故事によるものと推測されています。この繍帳は、中宮寺に納められています。)

◆ 七次元よりの使者を読んだ人であれば、だれもが始めに行動することは、その小説の世界に描かれた世界に入りたいということで、実際にその小説の中に描かれている地域や場所を訪れて追体験したいという行動に出ると思います。たとえば、1巻や2巻であれば、長野県の軽井沢や鬼押し出しに行ったり、静岡県であれば、富士山の西方に位置する七面山に登って七池があるのかどうか探しに行ったりするかもしれません。

◆ 私の場合も同じで、軽井沢に行ったり、七面山に登ったりしました。また3巻の世界で言えば、九州の太宰府に行ったり、観世音寺に行って、馬頭観音の姿を見たり、そして法隆寺に行ったりしました。そのようなことで、仕事の合間に休みをとって、いろいろと廻っていました。

◆ そのような中で、一番私が関心があったのは、3巻の中に書かれている法隆寺の問題でした。その中でも一番関心があったのが、小説の中に書かれている中宮寺での場面なのです。それは中宮寺で石川雄一の前に顕れた神社の巫女は、どこから顕れたのかという問題でした。小説の中では、その場所には、巫女がいるような場所ではないと書かれていましたから、その巫女がどこから出現したのか、そのことに関心を持ったのです。

◆ それで実際に中宮寺を訪れてみると巫女が出るような処は一つもないのです。それで手がかりがないなーと言うことで、中宮寺に入って、弥勒菩薩半伽思惟像を見たところ、その隣に小さな布の展示物があったのです。それが上記の『天寿国繍帳』であったのです。それで中宮寺のパンフレツトを調べると、この刺繍は、聖徳太子妃の橘姫が草案して秦氏の側近の人々が作ったものと故事来歴について書かれていました。

◆ 私はその故事来歴を読んで、天照大神の使いで来たとされる小説の中で描かれている巫女が、実はこの『天寿国繍帳』から来たものと感覚的に独断で判断しました。何故なら、他にその巫女が現れる霊体がいそうなものが他になかったからです。それにこの刺繍の絵柄の中には、『亀』の文様の絵柄が書き込まれていて、さらに『天寿国』と言う道教的な名前が気にかかったからです。

◆ それでそれが私の個人的な『天寿国繍帳』との関わりの始まりとなったのです。その中で始めにこの『天寿国』とは、何かということなのですが、それは天の寿命の持つ国と言う意味になると思います。それで様々な解説書を読むとこの『天寿国』について、道教や仏教の側面からいろいろと解説されているのです。

◆ しかし、私は『亀』が三十三天の乗り物と五井野正博士より聞いていたので、橘姫の述べる天寿国とは、三十三天界の帝釈天の住む世界であり、それは今日の世界では、銀河系の世界を意味すると思っていました。でもそれを『天寿国』と表現していることに意味があるのかと思いました。

◆ つまり、地球人と天界人とでは、寿命がたいぶ異なっています。これは経典にその寿命が詳しく説明されていますが、そのような天の寿命の持つ国に、転生輪廻してゆくことの願いが顕されているのかなと思いました。かぐや姫が月の世界に戻ったように、銀河系の世界に戻ってゆくということをこの天寿国繍帳は顕しているでしょうか。もちろん、このような話は筆者の憶測にすぎませんが・・・・・そのようなことを思ったのです。



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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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