五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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惑星ソラリスの主人公クリスの母親の映像と                   ウィーンのジャポニスト・クリムトの映像比較

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   ( 上記、湖水の女性の映像は惑星ソラリスの中の映画映像です。) 

◆ この下4段の湖水の女性の映像は、惑星ソラリスの中で、宇宙ステーションの中で主人公が、地球上で取ったホームビデオなのですが、これはタルコフスキーの映画映像なのですが、まるで絵画のようにきれいな映像なのです。

◆ 上段の一枚は、クリムトの日本の浮世絵の美人画の影響を受けている平面的でデザイン的な絵画なのですが、人目見て、下段の4枚の映像の色彩とクリムトの美人画の美意識の世界には共通している処があるのです。

◆ 私たちは、いつもアメリカの娯楽映画を見ているので、映画映像を絵画的に美しく表現する映像を見たことが少ないと思いますが、このソラリスの自然描写の映像やこのような湖水の美人画とも言える映像は、クリムトを通して明らかに、ジャポニスムの影響を受けていると思われます。しかし、その感覚的なことをどのように説明したらよいか難しいものがあります。

◆ ソラリスの映像は、まるで印象派の絵画の表現のように、自然の中の光をどのような角度から瞬間的に捉えるのかということではないでしょうか。恐らく、この自然の風景の表現には、時間的制約があって、その僅かな時間の中で現出する世界を映像に捉えるのかもしれません。

◆ そして、その時間帯の自然の色彩に対応した女性の服飾の色彩まで指定して、人物から出る色彩と背景の自然の色彩が不自然にならないように調和されているのだと思います。そしてそれを限られたその美が現出する時間に合わせて映像を撮ったのではないでしょうか。

◆ 映像と絵画の世界を比べると、自然の瞬間的な色彩の変化や、その微妙な変化が顕してゆく美の世界は、瞬時を記録することがてきる映画映像の世界のほうが、すぐれた技術を発揮しますが、しかしだからといって、だれもがこのような映像が取れるということではないと思われます。この映像は、印象派絵画のような映像なのです。

◆ そしてこのような映像がアート・メディアなのだと思われてなりません。そしてこのアート・メディアが印象派であると思いますが、映像機器を使っただけでは、アート・メディアを撮影することはできないと思います。そこが映像担当者が自然と会話をする感覚的センスであると思われます。

◆ 特にタルコフスキーの映画のほとんどは、このアート・メディアの表現の域に達していると個人的に思います。そしてこの印象派メディアの特色をあげるのであれば、それは映像の中に自然界の【フィフス・エレメント】が入っているということなのです。【フィフス・エレメント】とは、ロシア人のミラ・ジョウヴィチが主演の映画ですが、この映画の中には、5つの自然界の要素が顕されています。

◆ 地水火風空の5つの自然界の要素です。映画の世界では、【空】が別のものに変わっていますが、印象派的映像の世界であるアート・メディアには、これらの自然界の要素が必ず入るのです。タルコフスキーの映像美を見ると必ず、水や火の要素が入ります。【空】とは、映像空間という意味が入ると思います。空間の中で、どのように捉えるのかという視点によって、【空】の中の美の世界が変化してゆくのです。

◆ このような推測してゆくと、それでは自然界のアート・メディアを想像して、創造して維持して、破壊して繰り返して、その中で、自然界のアート・メディアとしての美を現出させているもの実体について、恐らく芸術家や美術家達は、絵画や自然世界を感じる中に、行き着いてゆくのだと思います。

◆ それは恐らく【フィフス・エレメント】を用いてそのような美の世界を時間と空間の中に顕してゆく人はだれかという問いと同じことなのだと思います。これはある意味で、アート・メディアの哲学と言えるものかもしれません。

◆ そのようなことで映画芸術の世界は、奥深いものがあると思います。しかしそれは【フィフス・エレメント】によって作られていると思います。でもこれはあくまでも個人的意見にすぎませんが・・・・



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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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