五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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冬の雪景色を比較してみる。                           絵画の世界から自然の音が出ている。

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◆ 冬景色を比較してみました。山水画は、雪舟の雪景色です。絵画の世界から音がでているということを、絵画に自然の効果音を付けて表現した映画を見たのは、タルコフスキーがはじめだったような気がします。それから、絵画には、音が出ているということが理解できるようになり、気やエネルギーが入った絵画は、みなそのような性質を帯びているのでしょう。

◆ 本当であれば、ソラリスのこの図書室に飾る絵画は、山水画にしてほしかったなーと思いますが、しかしこのようなタルコフスキーの自然観は、日本の黒沢明監督などは大きな影響を受けているのが、『夢』と言う映画を見るとよくわかります。

◆ この『夢』の映画の中には、浜岡原発が爆発してしまう預言的なことも含まれていて有名な映画ですが、小さな話が何個か集まって構成されていて、その中に日本のふる里を映像で顕している処があって、小川が流れているシーンがありますが、その小川の中の水草が流れてるシーンは、ソラリスのプロローグのシーンと同じような表現を取っています。

◆ 事実、タルコフスキーと黒沢明監督は、ソビエト時代に、まだタルコフスキーが西側に亡命する以前から親交があって、タルコフスキーは、この日本にも来ていました。ご存じの方も多いと思いますが、このソラリスのシーンの中には、東京の首都高が、近未来都市という設定が撮影されて入っているのです。

◆ また、いろいろと本を調べると彼も浮世絵のコレクターであったような話があり、特に文学では、江戸時代の松尾芭蕉の俳句に関心があったようでようです。それはサクリファイスの映画の中にも表現されていますように、自然の中で生きている日本の自然観に基づく文化の価値の重要性を認識していたのです。

◆ 私は、このタルコフスキーの映画を通して、ほとんどロシア的なものに関心を持つようになってから、ロシア人と日本人の間には、自然に対する共通の感性があるようなことがわかってきました。恐らくロシア人が日本の古い文化に憧れを持つのは、その感性があるためであると思います。

◆ そのようなことで、私たち日本人は、あまり信じませんが、ロシアの中にも『ジャポニスム・日本主義』があるのです。そしてそれは恐らく文明論と深く結びついているものです。そしてその映画の世界の中には、とても4次元的なものが含まれていていて、それが自然の世界と結びついていることがわかります。

◆ 私は恐らく、日本人には、このような作品は作れないなーと思いました。でももともとこのようなアラヤ識と言う潜在意識の世界が、現実に顕されてくると言う思想は、昔から日本の文化や思想の中には、ずっとあった思想ですから、新しいものではないのです。ただ、現在の日本人が、そのような思想や文化を、全て否定したから、このような奥深い映画が作れなくなってしまったのかもしれません。




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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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