五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』                                    ロシアのジャポニスム・タルコフスキー惑星ソラリス

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( 上記は、ロシアの映画監督であるアンドレイ・タルコフスキーの『惑星ソラリス』です。有名なSF映画です。以前、五井野正博士の講演会の中でも言及されていた映画であったと思います。上記画像は、ロシア語による惑星ソラリスの説明になりますが、映像がとても優美ですので掲載しました。)

『惑星ソラリス』(わくせいソラリス、原題ロシア語:Солярисサリャーリス[1];英語:Solaris)は、アンドレイ・タルコフスキーの監督による、1972年の旧ソ連の映画である。ポーランドのSF作家、スタニスワフ・レムの小説『ソラリス』(早川書房版での邦題は、『ソラリスの陽のもとに』) を原作としているが、映画自体はレムの原作にはない概念が持ち込まれており、また構成も大きく異なっている。1972年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞。1978年、第9回星雲賞映画演劇部門賞受賞。日本公開は1977年 ( ウィキペディアより)


◆ 上記は、ウィキペディアからの説明ですが、この『惑星ソラリス』は、前回紹介しました『サクリファイス』と並んで、ロシアの映画監督であるアンドレイ・アルコフスキーの作品です。特に惑星ソラリスは、当時のアメリカの映画である2001年宇宙の旅というSF映画に対して、ロシアの神秘的なSF映画とされています。特にロシアの映画は、アメリカの物量的なSF映画と違って人間の内面性や精神性に深く迫るSFがその特色と言えます。

◆ さて、この映画のストーリーですが、主人公は上記写真の男性で、クリスという心理学者です。クリスといっしょに右側にいる女性は、彼の妻であるハリーと言う女性ですが、彼女はクリスとの仲が疎遠となって捨てられたと思い、注射器で毒を打って物語の中では、すでに自殺してしまっていません。

◆ そしてこの映画の舞台は、惑星ソラリスという惑星上にある宇宙ステーションの中が、物語の舞台なのですが、実はこの惑星ソラリスの海は人間の潜在意識の世界を読んで、ソラリス上の物質によって、そのその人の潜在意識の世界を現象化してしまう働きを持っているのです。

◆ そのために、ソラリスには、数人の科学者が、このソラリスの海の持つ働きを科学的研究しているのですが、その科学者達の潜在意識の世界を、ソラリスの海が読み込んで、夜になるとその科学者の潜在意識の世界が、現象化して顕れてくるのです。

◆ そしてその科学者の一人で物理学者のギャバリャンが、過去の罪の世界の再現の人が出現して、自殺してしまったのです。これは他の科学者達にとっては、大変なことでした。それで、このソラリスのステーションの中で起きている現象を分析評価して、惑星ソラリスの研究を継続するか中止をするかの判断を決めるために、上記写真の男性である心理学者のクリスがソラリスに派遣されるのです。

◆ しかし、ソラリスの宇宙ステーションの中で、心理学者のクリスが体験した出来事とは、すでに薬物によって過去に自殺してこの世に存在していない彼の妻であったハリーが、ソラリスの海の力によって、宇宙ステーションの中に再生されてくるのです。もちろん彼女は、ソラリスの海が作り上げた複製にすぎないのですが、この過去に自殺した妻が、再生されて現れてくる処から、その映画の本筋に入ってゆきます。

◆ そしてそれは、心理学者のクリスが潜在意識で望んでいたことであったのかもしれません。と言うのは、他の科学者達が体験したお客( ソラリスの世界の中では、潜在意識を読み込んで複製された顕れたものをお客と読んでいる。)は、すべて、その科学者達にとっては、望まない人であったのです。しかし、クリスの場合には自殺した妻が顕れて、クリスとハリーの間で起きた過去の出来事について、愛と葛藤をしてゆくのです。それは過去の問題の解決ということなのかもしれません。

◆ この『惑星ソラリスの映画』の世界には、人間疎外の原因の問題とか、様々な要素があって、とても奥深い映画であるので、なかなか簡単に説明ができないのですが、この人間の潜在意識が現象化してくる世界とは、ある意味でいろいろと解釈できるものと思われます。

◆ たとえば、あの五井野正博士が推薦されていた本である『オムネク・オネク』の本の中に描かれている『アストラル界』の特色です。本の中では、アストラル界においては、その人が思念で想像したことが、現象化して顕れてくると書かれていますが、そのようなことは、このソラリスの映画と似ている処があるかもしれません。

◆ たとえば、この映画の最後には、心理学者のクリスの脳傳図をソラリスの海に送ることによって、ソラリスの海は、ステーション内の人間の潜在意識を読むことを止めて、お客を複製しなくなるのです。そして今度は、心理学者クリスの脳傳図の世界を、ソラリスの海の上に創造してゆくのです。

◆そしてその世界とは、心理学者クリスの自宅の世界であり、自宅にいる父親の世界がソラリスの海の上に創造それてゆくのです。それは、クリスが潜在意識の中で希望していたことは、出発する前に父と喧嘩をして別れたので、父の家に早く帰りたいという希望がソラリスの海の上に最後に形として顕れてくるのです。

◆ そのようなことで、ある人の想念の世界が現象化してゆく世界があることを、このソラリスの世界が顕していて、それがオムネク・オネクの説くアストラル世界では、天界人は、みんな想念を現象化させて物質化させてゆくことができると述べられています。

◆ また別な角度から、このソラリスの海について考えてゆくと、このソラリスの海の力とは、仏教で説くところの人の『アラヤ識』の世界を読むこと意味しているのかもしれません。自殺したクリスの妻のハリーは、クリスのアラヤ識の世界の中にあった心像であり、そのアラヤ識をソラリスの海が読み込んで、現象化したのです。

◆ でもこのようにアラヤ識とそのアラヤ識が作り出す世界をこのソラリスの映画のように考えてゆくと、現在の自分を取り巻く生活環境の世界とは、実は過去の世界の人間関係を再現したものでると捉えることもできると思います。つまり、それは現在の世界の中に、過去の世界が重複して重なっているということを意味しています。

◆ つまり、現在の世界の中に、過去の原因の世界が同時存在しているということを意味しているのかもしれません。このように考えてゆくと、私たちは現在の生活環境の中を通して、その中に過去の世界を見るということができるのでしょうか。つまり、現在と過去の世界が重なっている。それがどのように重なっているのかは、わかりませんが、このようなSFのような世界があるのかもしれません。


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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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