五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』         成田山不動明王と綱五郎

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◆  成田不動尊の縁起については、平将門の謀反を調停するために、時の朝廷が将門を調伏するために京都の高雄山にある僧侶に命じて空海が彫ったされる不動明王を護持して、将門調伏のために現在の千葉県の九十九里浜より上陸して、現在の成田山の地で、調伏のための密教の護摩を焚いた処とされており、それが成田山の縁起とされている。平将門は、その調伏によって、額に槍を受けて死亡したとされている。

◆ また江戸時代には、江戸歌舞伎のシンボルとされている荒事の創始者である市川団十郎が、この成田不動と深い繋がりがあり、市川家がその屋号を『成田屋』と現在も呼ばれているその謂われとなっているものである。また初代、団十郎には子供がいなかったが、成田不動尊に祈願した処、実子を授かったという霊験があり、それ以来、市川家と成田山信仰には深い繋がりが生まれるようになった。

◆ そしてその霊験を受けた市川団十郎は、屋号を成田屋と号して、歌舞伎の世界に荒事と謂う悪を調伏する強い精神を顕す不動明王の信仰を歌舞伎の世界を通して表現してゆくようになり、それが荒事の形式となって当時の江戸庶民に大きな影響と共感を与えて、市川家は、この荒事と言う歌舞伎を通して、成田不動尊の霊験と悪を調伏する不動尊の精神を歌舞伎の世界の中で荒事として作り上げて、江戸庶民の中に成田不動尊の信仰を広めてゆくことになった。

◆ このようなことで、歌舞伎と信仰は深い繋がりがあり、歌舞伎や歌舞伎絵を通して、私たちは過去の江戸時代の人々が感じていた信仰を浮世絵を通して知ることができると思います。例えば、よく浮世絵の役者絵の顔の中に描かれている『くま』のデザインも、それは実はデザインではなく、不動明王の悪を調伏する精神を隈として顕しているものなのです。ですから、そのような視点で歌舞伎絵の世界を見てゆくと、いかに市川団十郎が、荒事を通して成田不動尊の信仰を広めていったのかよくわかるのです。因みに不動尊・不動明王とは、大日如来の化身であり、五井野正博士の著書である『平成貴族読心経』の世界にも描かれていています。(参考文献 成田不動霊験記・成田山選書・旭寿山著)

◆ また、この浮世絵は、成田山不動明王とその不動尊の綱に捕まって、助けてももらっている本朝丸綱五郎を顕しているようです。 ( 三代 歌川 豊国  1852年 嘉永5年 下段浮世絵 )

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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