五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』              天の岩戸神話

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◆ この浮世絵は、天の岩戸の神話です。ちょうど、天のうずめが榊と鈴を持って踊り、その時に岩戸が開いて、天照の光りが差し込んできて、うずめが驚いてその光りに振り返っている様子が描かれて、周りにいた八百万の神々も、その天照の光りに驚いているようです。

 
◆ この天の岩戸の神話には、いろいろな視点や理解があると思われますが、古代ユダヤ教の視点から次のようなことを述べている研究者がいます。ご存じの方も多いことでしょうが、ヨセフ・アイデルバークというユダヤ人の研究者が『大和民族はユダヤ人だった。』と言う本の中で、昔から日本人の家庭に広く伝わっているお風呂から出てくる来るために使用する天照らすの数え歌の来歴について詳しく書かれています。それは・・・

◆ 『ひとつ、ふたっ、みつっ、よつっ、いつっ、むつっ、ななっ、やつっ、ここのっ、とおぅ』と私たち日本人はお風呂の中で数えて、熱くなってお風呂から出てくるわけですが、これが天照が岩戸からてで来ることを示唆している民間伝承の数え歌なわけです。ところが、ヨセフ・アイデルバークは、ユダヤ語で、この数え歌を現代の日本語に翻訳すると次のようになると言います。

◆ 『たが、そのうるわしめを、いだすのやら、いざないに、いかなることばをかけるやら。』と言う意味になるようなのです。それは、『だれがこの麗しい人を、岩戸の中から、誘い出すのでしょうか。また岩戸の中から誘いだすためには、どのような言葉をかけたら、よいのでしょうか。』と述べているのです。

◆ 恐らくここまでのことは、この本を読んだことのある人は、理解できると思います。それは日本の古神道の中には、実は古代ユダヤ教の流れが入っており、それが本来の言語の意味を失って、或いは封印されて秘められたまま民間伝承となって、現代の日本まで流れてきているということを、アイデルバークは述べているわけです。

◆ それではどうして、この『麗しい美しい人』は、岩戸の中に籠もってしまったのでしようか。それば古事記の世界の中では、公式の文献学の世界の中では、スサノウの暴挙によって、天照に仕える機織り姫が死亡してしまい、またスサノウの野蛮な行為によって、岩戸の中に籠もってしまったとされています。しかし、このような見解とは別の見方もあるのです。

◆ それは実は私が、個人的に会うことになった南朝の巫女の流れを汲む人がいるのですが、その人から聴いた口伝の話の中では、もともと日本の古神道には、古代ユダヤ教の太陽神信仰の流れが入っており、天照の岩戸の話とはその太陽神に仕える巫女の信仰の形態が顕されているものであり、その巫女による太陽神信仰の流れは、現代まで形を変えて継承されていると聴いたことがあるのです。

◆ そして巫女が岩戸に籠もるのは、東方から到来する太陽神と出会うために、岩戸の中に籠もって物忌みをするのであり、そして巫女は太陽神と出会って、太陽神の子供を産むということが、この岩戸神話の中に顕されていると述べていました。つまり、キリストを産むための儀式が、この岩戸神話の中にあると言うのです。私はその巫女の話を聞いて、信じがたい話であると述べましたが、その巫女は、その教えを伝承として守っていて、現代の日本の社会の中で信じているのです。

◆ しかし、この天照の岩戸神話の中には、単にスサノウの暴挙によって、単純に岩戸に籠もったのではなく、そこには、古代ユダヤ教の太陽神信仰の儀式の形態が顕されているのだという趣旨が、この南朝の流れを汲む巫女から聴いた話しでした。私は、この巫女の話を聞いてから、いろいろとその古代の神道の形態に関心を持つようになりました。そしてこの巫女が述べていた東方から到来する太陽神を迎える信仰の形態が、実は形を変えて遊郭の中でそれが繰り返されていることに気付いてきたのです。

◆ それは信じられない話かもしれませんし、遊郭の中の花魁や遊女の世界の中に、実は古神道の太陽神信仰の形態が入って、繰り返されているのです。私たちは、浮世絵の世界の花魁・遊女の世界というと宗教的意味には繋がらない世界の問題と思いがちですが、実はそうではなく、日本の古神道の根幹の問題が繰り返されているのです。 
 
◆ またそれは、世間的に考えれば、かごめの歌の中に示されていることと関係があることになりますが、この遊郭の中で繰り返されている出来事とは、実は巫女が天の岩戸の中に籠もって太陽神の到来を待つ信仰と遊郭の中で、花魁や太夫が一夜妻となって、最終的には遊郭から解放してくれる金力や財力を持つ遊客の来訪を待つという形態が大変似ているのです。

◆ 浮世絵の世界の中には、古い民俗信仰や伝承があるために、それを調査したりしてゆくと、その古い世界に生きている過去からの伝承者の人々と出会う機会が訪れてくることがあり、その人々から直接口伝の伝承などを聴くことを通して、一般的でない説にたどり着くことがあります。ですから客観的でない事柄もありますが、花魁や遊女の世界の中に顕されている宗教観を学ぶことを通して、私たちは浮世絵の奥の世界に入ることができるのではないかと思う時があるのです。

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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