五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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五井野正博士の芸術講座を受講して、絵の世界の不思議。                      ゴッホは、広重の浮世絵の世界に自分自身を発見した。

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( ヴィセント・ファン・ゴッホは、上記の広重の浮世絵と出会って、その中に描かれている人物の中に、自分自身を見出して、この浮世絵の世界に入ってしまい、そこから上段のゴッホ画による浮世絵を描いている。ゴッホは、一枚の浮世絵の中に自分自身の姿を発見して驚いたのである。これと同じような事柄が、浮世絵を縁起に一人一人に起きてくるかもしれません。)

◆  一枚の浮世絵と出会って、人生観が変化してしまう。絵によって人生が変化する。このようなことが普通あるのでしょうか。またもし一枚の絵画とであって、その人の人生観が変化してしまうのなら、その一枚の絵の世界には人間の運命を左右するほどの力が備わっているのかもしれません。

◆ またその人とその絵画との間には、不思議な縁があるのかもしれません。そしてこのように考えてゆくと、一枚の絵画の世界には、生きた人間と同じような力、つまり、その絵画には、不思議な力と不思議な縁が備わっている。

◆ またその絵画には、不思議な相、不思議な性質、そして不思議な体が作用している。そしてその絵画には、不思議な作用が人間の意識に作用する。またその人とその絵画の中には、何か必然的な関係を生む処の不思議な因が存在して、そしてその絵画との不思議な縁があって、そしてその縁によって人生観が変化してしまう、その一枚の絵によって、運命が変化してしまうと言う不思議な結果があり、それによってその人の人生が報われるという不思議な果報が発生して、それらの絵画との出会いによって、その絵画の相を感じることによって、その絵画の不思議な力によっての果報までが一つの繋がりをもって、輪廻している。

◆ 私たちは、このように人間と同じように一枚の浮世絵の世界、一枚の絵画の世界にも、一つの道理の世界が作用していることに気付いてきます。美術品にも人間の生命と同じような生命の原理が顕れており、人間と美術品の間にも不思議な現象が起きてくる。それはヴィセント・ファン・ゴッホのように一枚の日本の浮世絵と出会って人生観と運命が変化してしまったということが起きてくるのかもしれません。

◆  以前、五井野正博士の芸術講座を受講した時に、ゴッホが一番始めに影響を受けた浮世絵として、広重の雨中の大橋の浮世絵の話がありました。この一枚の広重の浮世絵の世界の中には、中央の大きな木の橋の中に、五人の人が描かれているのです。3人は男性で2人は女性なのです。ゴッホはこの浮世絵を見た時に、その浮世絵の世界の中に自分自身の姿を見いだしたというのです。それは、絵の左側に描かれている2人の女性を後ろから追っている男性の姿の中に自分自身を発見したというのです。

◆ 2人の女性とは、ゴッホが思い寄せて愛していた2人の女性、娼婦であり愛人であり妻であったシーンともう一人は未亡人となってしまったケイです。ゴッホは、ケイのために、ロウソクの中に手を入れて大やけどを負ったという原因となった女性です。そしてこの2人の女性を後ろから追っている男性の姿に自分自身を発見した。

◆ そして、2人の女性の進む方向とは、反対の方向に進んでいる3人の男性の姿、それは弟のテオ、親友の画家のベルナールとゴーギャンという印象派の友達です。ゴッホは、この広重の雨中の大橋を手にとって見たときに、絵の中に自分のこれまでの歩みを発見して、その絵の世界の中に入ってしまったというのです。

◆ そして今度は、ジャポニズムの自らの絵画を描くときに、その絵の世界の中に自分自身を書き込んで、絵の世界の中に自分を入れてしまうということをしているそうです。

◆ このような絵画や書画の世界の中に、自分自身を書き込むという方法は、博士によると東洋の書画の書き方であるそうです。私は、この話を聞いた時に、絵画には、4次元的な性質があるのだなーと思いました。特に浮世絵の場合には、そのような力が人間の意識の世界に深く働くのだと思いました。

◆ 何故なら、ゴッホは、この一枚の浮世絵と出会ってから、画風が明るく変化してしまい、そして浮世絵の世界の中に、日本を深く感じて、アルルまで行き、来世は日本に生まれ変わりたいと言う願いまであったのですから、浮世絵によって、人生の流れが変化したのです。

◆ それは女性が男性と出会って、人生や運命が変化してしまうように、浮世絵や絵画などの美術品の世界の中にもその出会いの法則が働いていると考えるのであれば、ゴッホが浮世絵と出会って、内面的にどのような変化があったのかということも、なんとなく理解できると思います。

◆  私たちも、ゴッホのようにその浮世絵と言う絵巻物の世界の中に、自分自身を発見するのであれば、それは自分自身の過去世の姿であり、過去の業の世界であるのかもしれません。しかし、それは全て個人個人の縁起の世界で異なり、因縁の感じ方も異なっているのでしょう。

◆ このように出会いの法則、縁起の理法として浮世絵や書画を捉えてゆくと、いつの間にか絵の世界の輪廻の世界に入ってしまうのかもしれません。しかし、このような縁起を感じてゆく浮世絵や絵画の勉強は、様々な同時にシンクロ現象を起こしてゆく性質のものであり、私たちはその中に、4次元的な世界を感じてゆくのかもしれません。

◆  そしてこのような絵画や書画の持つ性質については、他の一般の西洋の美術書や芸術論の世界では、説かれていないものであり、縁によって気付いてゆくということは、昔から流れている東洋の書画の持つ神秘的な世界の顕れのような気がしてなりません。例えば山水画の世界で述べられている気韻論のように、書画の中には、気の流れがあるのかもしれません。

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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