五井野正 博士ファン倶楽部  浮世絵と印象派を通して学ぶ自然世界

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Archive [2013年01月 ] 記事一覧

レ・ミゼラブルでは、ファンティーヌ(娼婦)と              私生児・コゼットが主人公の中心にいる

◆ 上記は、ファンティーヌの一人娘のコゼットですが、ジャン・バルジャンの心の中には、ずっとファンティーヌとコゼットに対する強い思いがありました。この物語では、元囚人と娼婦となってしまった女性、そして父親がいない子供が主人公なのです。いわばヨーロッパの階級社会の下層・労働者階級の世界です。あえて言えば、娼婦と娼婦の子供が中心となる物語なのです。(フランス文学では、具体的なキャラクターを持った子供が小説...

ヴィクトル・ユーゴー『レミゼラブル』の精神の中には、                           ジャポニスムの影響があった!?

◆ 上記は、19世紀フランス文豪ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』です。先日新しいミュージカル版のものを映画館で見てきましたが、以前見たジャン・バルジャンがリーアム・ニーソンで、ファンティーヌがユマ・サーマンのほうが、とても理知的な雰囲気で私は好きなのですが・・・と言うのは、リーアム・ニーソンのほうが、もともと善人だったのが、反対に囚人に落とされたと言う雰囲気があるからです。◆ しかし、今回の...

五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』                   太夫・花魁の付き人『かむろ』は、                     姉様の手紙を遊客に使いとして届けていた。

◆ 上記浮世絵は、吉原の花魁の浮世絵ですが、二人の『かむろ』が描かれています。恐らく、多くの花魁や太夫の浮世絵には、この『かむろ』が描かれていますが、残念ながら印象派の絵画の中では、『かむろ』と言う存在は描かれていないと思いますし、ヨーロッパの絵画の世界では描かれていない謎の存在です。◆ でも日本の太夫・花魁の浮世絵には、だいたい描かれています。それではこの『かむろ』とは、なんなのでしょうか?と言う...

モネ『睡蓮とラ・ジャポネーズ』                                          日本では、遊女の卵『かむろ』は、花魁や太夫に付いて学んだ

( 日本の花魁を描いている浮世絵の中には、花魁だけではなく、花魁と一緒に、花魁の芸能の弟子とも言える『かむろ』の姿が描かれている。このような『かむろ』のような存在は、西洋の印象派絵画の世界でも描かれていないし、『かむろ』のような存在はいないと言える。上記【ほ~りこと、三分でわかる江戸のあれやこれや】の動画で『かむろ』についての端的な説明がなされています。)◆ 上記は、印象派の画家モネの睡蓮とモネの奥...

実在する娼婦『オランピア』を描いて非難された                    マネを擁護した友人の文学者ゾラの肖像画

◆ 上記二枚の絵画は、エドゥアール・マネの描いた『オランピア』と『エミール・ゾラの肖像画』になります。これまで何回か、五井野正博士の芸術論講座の中で、マネの『オランピア』の絵については説明がありました。(上記オランピアの動画は、【美の巨匠】からです。)◆ それは現在の私たちの感覚からすると普通の女性の裸体の絵を描いているとしか思えないのですが、19世紀のフランスのキリスト教倫理がまだ生きている社会の中...

社会主義者・ダンギー爺さんと                            日本三大名妓の一人吉原遊郭・高尾太夫

◆ 上記は、ゴッホが描いたジャポニスムの絵画の一つである『ダンギー爺さん』の肖像画です。背景には、6枚の浮世絵の絵が描かれていますが、これはダンギー爺さんがどのような人物であるのか、そのバックグランドとなるキャラクターを6枚の浮世絵で顕しているのです。そのようなことで、この絵は写実的に描いたものではなく、またそのような人物と比較して、巨大な浮世絵が現実に存在していたのではなく、絵の組み合わせによっ...

ヴィセント・ファン・ゴッホ                                 浮世絵の中にある『古来の衣鉢』を受け継いだ人

( ゴッホは、四百枚以上の浮世絵をコレクションをしていましたが、とても源氏絵が好きなようでした。)◆ 前回からの引き続きとなりますが、恐らくハインリヒ・フォーゲラーと言う白樺派に名称を与えるきっかけを作り、その動機付けの因縁を与えたユーゲントシュティールの画家より見るのであれば、同じ欧羅巴人でもある後期印象派の画家ヴィセント・ファン・ゴッホのジャポニスム・日本主義とは、『古来の衣鉢』を日本人に変わっ...

五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である。』                       白樺派の人々が『古来の衣鉢』を持っていたら!?

(三代 歌川豊国 今様押絵鏡 小山田娘 おたか フォーゲラーによれば、日本の善美なる浮世絵には、古来の衣鉢が流れていると示唆している。ヴィセント・ファン・ゴッホは、その古来の衣鉢を通して永遠の仏陀の素朴な崇拝者となったのだと思う。)  1912年8月30日 フォーゲラーより柳宗悦へ『 拝啓 善美なる木版御贈与被下奉深謝候、貴国の諸名家は全欧州の近代美術の発展に多大なる影響を与えられ候。小生に於いては...

白樺派の『木霊の世界』                                              ドイツ・ハインリヒ・フォーゲラーの白樺の館の世界 

( 中央に描かれている五人の肖像画は、千葉県我孫子市にある白樺文学館・HPよりの転写となります。上段左側より柳宗悦・柳兼子、下段左側より、志賀直哉、武者小路実篤、バーナード・リーチになります。彼らは、極東のヴォルプスウェーデに集まってきた人々です。)『 1911年の「白樺」12号は、フォーゲラー特集号となり、1912年(大正元年)には、フォーゲラーによる白樺の会のマーク到着にともない、10月から約2年半...

『世紀末ドイツの若者』を読んで                             森の樹木に宿る木霊(木の精霊)の世界を求めて

■ 書籍紹介・説明・まえがきより  ドイツの若者のイメージを代表するワンダーフォーゲルは、反世紀末的で、反デカダン的であった。彼らは世紀末を、次の世紀への跳躍の兆候としてとらえた。若者が創り出した雑誌「ユーゲント」も未来への希望を表現した。ドイツの世紀末は、パリやウィーン風の終末論的世紀末と異なり、未来志向の世紀末転換期であった。世紀末に生きるドイツの若者の生態を文化史的観点から斬新に描いた名著。◆...

ハインリヒ・フォーゲラーと白樺派・柳宗悦の書簡                         『浮世絵は、全欧羅巴に多大な影響を与えた。』

◆ 上記は、白樺派同人の一人で後に日本民原藝館を創設した柳宗悦です。彼は白樺派の草創期に、ハインリヒ・フォーゲラーと書簡での交流をしていました。(イラストは、白樺文学館HPより)下段は、ハインリヒ・フォーゲラー写真です。(写真は、ギャラリー・時の忘れものより転載)。◆ フォーゲラーは、柳宗悦への手紙の中で、北斎、歌麿、広重の絵を持っていると述べているのです。また女性の肖像画を描いてる背景の中に浮世絵が描か...

フォーゲラーの白樺の館と                            フォーゲラーによって描かれた白樺派のシンボルマーク

(上段は、白樺の樹木の木々の奥に描かれているのが、ハインリヒ・フォーゲラーのヴォルプスウェーデの芸術村の中にある自宅で、真ん中に佇む女性は、フォーゲラーの奥さんのマルタです。下段は、日本の白樺派と交流のあったフォーゲラーが白樺派の人達から依頼を受けて描いた白樺派の白樺の樹木のシンボルマークとなります。このシンボルマークは、白樺の雑誌に掲載されました。)◆ 1911年8月4日付 フォーゲラーより白樺の...

白樺派の芸術村構想に大きな影響を与えたドイツ人画家                  ハインリヒ・フォーゲラーについて

( 上記は、ハインリヒ・フォーゲラー展の図録ですが、その中には、白樺の樹木が描かれています。また下段の絵画は、フォーゲラーの妻・マルタを描いたものですが、マルタの背後には、日本の浮世絵が二枚飾られています。ハインリヒ・フォーゲラー展・HPより。また、中間は、フォーゲラーの絵画の動画です。)◆ ハインリヒ・フォーゲラーは、ドイツのユーゲント・シュテイール(ドイツ版アールヌゥボー)を代表する画家ですが、あまり...

内部被曝疾患・茨城県取手市の小中学生に心電図異常                            バンダジェフスキーの警告したことが顕れ始めている!?

(上記動画は、欧州放射線リスク委員会のクリストファー・バズビー博士。欧州放射線リスク委員会(ECRR)とは、1997年に結成された市民団体。結成の端緒は、欧州議会内の政党である欧州緑の党が、ベルギーのブリュッセルで開催した会議の決議によるもの。また、上記書籍は、クリス・バズビー氏の著書『封印された「放射能」の恐怖』)◆ 上記は、心臓の刺激伝道系の図となります。心臓は、昔から東洋医学の世界では、神が宿る処と言...

雑誌『白樺』の表紙と                                   ドイツ人画家・マックス・クリンガー

◆ 上記『白樺派の愛した美術』の図録による説明では、美術史家・児島喜久雄氏が描いた白樺創刊号の表紙にある白樺の木のイラストは、上段の絵画であるドイツの画家・マックス・グリンガーの影響を受けて描いたものとされています。 動画はマックス・グリンガーの作品です。グリンガーについては、下記の【ノラの絵画の時間】様のブログに大変詳しく述べられています。掲載させていただきました。ノラの絵画の時間http://blog.live...

ヴィセント・ファン・ゴッホを日本紹介した                                                          雑誌『白樺』の表紙の世界とドイツ世紀末文芸雑誌 『ユーゲント』 

( 上段は、山口県立山口図書館・資料展示・明治期の文芸雑誌よりの画像です。下段は、白樺派誕生百年の美術図録です。中央に描かれている白樺の木のイラストは、白樺の同人の一人であった児島喜久雄が16歳の時に描いたイラストと言われています。)◆ ヴィセント・ファン・ゴッホについて、調べ始めた時に、ゴッホがその書簡の中で自分の肖像画を描いて、親友のゴーギャンの自画像と交換しょうとして描いた自らの肖像画を『永遠の...

金星のワンダーフォーゲル運動                         オムネク・オネクの本・㌻104 『始まりの時』より

( 上記写真は、19世紀後半のドイツのワンダーフォーゲルの情景、子供や若い世代の人々がベルリンなどの都市の世界から、ドイツの森の世界に戻ってゆくと言う社会運動が自然な形で行われた。リュツクを背負う子供の背景には、針葉樹林帯の森の姿が写されている。ドイツと金星は、その歴史の中でシンクロしている部分がかなりあるように思われてならない。)◆ いったい、ドイツという国と金星は、どこかで繋がっているのでしょう...

五井野正博士『ジャポニスムとは、日本主義である』            源氏絵・玉鬘(二十二)   

◆ 上記は、三代歌川豊国・源氏絵・玉鬘です。玉鬘は、光源氏の愛人であった夕顔の一人娘の名前です。下段は、ヴィセント・ファン・ゴッホが描いた『永遠の仏陀の素朴な崇拝者』の自画像です。ゴッホは、日本の浮世絵・源氏絵を四百枚以上コレクションしていました。そしてナザレのイエスの解決ではなかった問題を解決しょうとしていた人です。ゴッホのテオに対する書簡の中には、日本主義の宗教観が述べられています。『 日本芸術...

ドイツ・ワンダーフォーゲルの思想③

( 上記は、ヨーロッパノ森林・樹木の切手より、下段はドイツの森 )◆ そしてこの民俗の内なる力を裏付けるように、80年代にドイツの森が大気汚染や酸性雨のために枯れてしまい、森が崩壊してしまう危機に立った時に、ドイツの森を守るためにと、みどりの党が訴えた時に、多くのドイツ人が様々な階級や職業を越えてドイツの森を守るために団結したということは、まさにそれはドイツの人々の民俗の意識の反映と呼ばずしてどのような言...

ドイツ・ワンダーフォーゲルの思想②

( 上記はヨーロッパの森林・樹木・切手より、下段はネツトよりドイツの森 )『 ワンダーフォーゲルの指導者であったホフマンとフィッシャーの経歴を見ると不思議に一致するものがある。いずれも法学部に入って外交官になっていることだ。前にも述べたようにヴィルヘルム体制のエリートコースに乗っているように見えるが、そうではない。官僚エリートは、行政官にかぎっては名門のコールに入っていなければならない。彼らが速記術を...

ドイツ・ワンダーフォーゲルの思想①

( 上記は、『世紀末ドイツの若者・上山安敏著』の書籍で、ドイツのワンダーフォーゲルの歴史について詳しく述べられています。また下段の画像は、ヨーロッパのドイツ・樹木・森林切手です。そして一番下は、ユースホステルの歴史より、ワンダーフォーケルの情景ですが、少女達の後方には、針葉樹林帯が見えます。 )◆ 以前、80年代にドイツ緑の党の活動が、日本でもその情報が流れて日本でもエコロジーブームが起きた時にこのド...

ドイツ・ワンダーフォーゲルの思想と汎神論の世界

(上記は、ユーゲントシュティールの絵本から、キリスト教化される以前のゲルマン神話の世界を顕している。ドイツのユーゲントシュティールの装飾美術も印象派の源であるジャポニスムの自然観・宗教観の影響を受けていると思われる。)◆ 今回、反原発運動や内部被曝問題を通して、『みどりの党』に関心を持つことになった。と言うよりも、確か以前に、1980年代後半に、始めてドイツでペトラ・ケリーという女性の反原発運動家が、...

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水と木の精霊の守り人

Author:水と木の精霊の守り人
 浮世絵の中に描かれている宗教・歴史・信仰・民俗学・古典などに深い関心があり、『精霊の守り人』のファンです。また、浮世絵の影響を受けたフランス印象派やジャポニスムに関心を持っています。
( Impressionnistesとは、正しい翻訳では、印象派と訳すのではなく、フランスの浮世絵師と訳すのが正しい翻訳であるそうです )
特に浮世絵の研究者でもあり、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士のファンの一人です。博士の講演の中で、ジャポニスムとは、日本趣味ではなく正しくは、~イズム(ism)とはその人の生き方・精神を顕わして日本趣味ではなく、日本主義と訳すのが正しい翻訳であるそうです。また内部被曝問題に関心があります。日本GAP・アダムスキーやオムネク・オネクに関心を持っています。

◆ このファンサイトの主旨
 
 このファンサイトは、ロシア国立芸術アカデミー名誉会員の五井野正博士の個人的・非公式非公認ファンサイトです。これまで博士の芸術論講座や講演会に筆者が参加して、個人的に主観的に思ったこと考えたことが書かれています。ですから客観的な公式・公認の情報ではありません。

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